Matcha Latteから思うこと

THOUGHTS

最近のニューヨークでは美味しい抹茶ラテが飲めるところがたくさん。

 
有名なところだと、WilliamsburgのMatcha Barや、West VillageのChalait もしくはHell’s KitchenにあるBibble & Sipとか。
 
昨日行ったChalaitで、美味しい抹茶ラテ飲みながら思ったこと。
 
 
 
日本からアメリカや世界に行ったものは、身近な中にもたくさんある。ニューヨークにいたら、ラーメンもお寿司も食べられるし、日本のブランドはユニクロやトヨタをはじめ多くのものが手に入る。
 
とはいえ、「エクスペリエンス」という部分を考えると、なんだか少し違う。
 
ラーメンは少しおしゃれなバーのような雰囲気のお店がラーメン人気を作り出した発端。ユニクロも、日本の売りである安さや便利さより、機能性や日本からきた!感じさせるシンプルなデザイン性やビジュアルの方が大きな特徴。無印も。
 
抹茶ラテはどうだろう。
 
味は、日本人からみてもかなり美味しい。甘くしていないし、一杯一杯を丁寧に入れてくれる。
 
でもエクスペリエンスという部分で見ると、コーヒーやエスプレッソより新しい抹茶の存在は、もっとヒップで、そしてアーモンド ミルクで作り健康的といった、そんな付加価値で成り立っている。そして雰囲気は、日本では京都発の茶室といった雰囲気で頂く抹茶パフェなんかが人気だが、こちらはシンプルでクリーンなスタイリッシュなカフェスタイルが主流。解釈は少し変えて、新しいエクスペリエンスを提供している。
 
 
日本でも、ニューヨークの様々な食や文化は輸入されていて、そこに日本向けとしての何かをブレンドして解釈を変え、更にニューヨークならではのわかりやすい付加価値を少しアップグレードさせた形で与えたエクスペリエンスとして持ち込んでいるケースが多いが、それは双方で同じな気がする。
 
私はこの夏、日本のデザイナー ブランドのニューヨーク オフィスでインターンシップをする予定だが、そのブランドも同様。
 
日本のファッションはこちらでは大体倍くらいのプライシングで展開されている。ハイエンドなブランドは日本製が多く、ザラの様なマスブランドではないので、シッピング等当然コストは上乗せされるが、やはり何より希少性とオリジナリティゆえ、価格は調整されている。それでも各ブランドがこちらの顧客に貴重なアプリシエーションとなる要素を提供し、そしてマーケットは大規模ではないにせよ成長している。
 
こういった海外のブランドを提供する上でやはり重要なのは、モノそのものやサービスと、そこからつくりだされる、土地にあった解釈に基づく「エクスペリエンス」なのだと強く感じる。
 
ニューヨークで抹茶ラテがカジュアルに頂ける今のこの流行は嬉しいとともに、発信の地である日本の本来の抹茶も新しい抹茶も知りながら、ニューヨーク スタイルでそれを「エクスペリエンス」している日本人として、少し不思議な感覚におちいる。


Copied title and URL