ニューヨークが眠らないわけ

THOUGHTS

ニューヨークはよく、24時間眠らない街と呼ばれる。

地下鉄は夜中も休みなしに走り、タイムズスクエアの明かりは消えることはない。宗教や民族が多様な故、クリスマスやお正月も営業する店は難なく見つかる。

人々を見てみても、歩くのは速いし、パーティをはしごするようなことも多くある。学校も、課題の量が尋常じゃなくなり学校にずっといる学生も見かける。

ニューヨークで皆が口にする言葉 – 「忙しい」

そんな中、この度ニューヨークのオフィスでインターンとして仕事を始めて1ヶ月経って思ったこと。

ニューヨークの仕事の「忙しい」< 東京の仕事の「忙しい」

私の出身である東京は、眠りに就くのは遅いが、眠る街だと思う。終電はあるし、お正月はコンビニや特殊なお店をのぞいて主要なお店は閉まっている。

それでも、仕事となると、もっと多くのプレッシャーがのしかかっていた気がする。時間的拘束も大きかった。私が東京で働いていた時期は、朝から終電まで会社にいて、週末に出勤したことも数えきれないほどある。朝5時台に出勤し、タクシーで帰宅したことだって幾度となくある。日帰りで沖縄まで出張したことも。

一方こちらでは、インターンとしてはそこまで責任が与えられないのは当然だが、周りの社員の仕事振りを見ていても、明らかに重量感が東京に比べたら数段限られているように感じる。

「無茶はしない」といった印象。

休息をしっかりとる。仕事中にブレイクをするし、休みもとる。例えば私のチームは先週はメンズ コレクションでパリに行っていて、ファッションウィーク中は多忙だったようだが、皆休みをとって早めにヨーロッパ入りし、バケーションを楽しんでいた。

責任の境界がはっきりしている。

自分たちのやるべきことの領域を全体でしっかり管理していて、自分の関わりではない業務はまず請け負わない。どこが持つべき責任かはっきりしない場合は話し合って事前に決定をしておく。日本の社会において特有の曖昧な領域というのは極めて存在しない。

チームワークの仕組みが有効的に活用されている。

プロジェクトごとにチームがしっかりしていて、そこから各個人への業務へ落とされている。これは、Parsonsにおいてグループワークを重視している様子からも伺える。これが実社会においても重要だということを学校のプロジェクトを通しておしえている。

ここまでだと、ではニューヨークは楽なのか、といった印象になり兼ねないが、そう言いたいわけではない。ニューヨークが、アメリカの、そして世界の中心の一つである限り、やはりこの街は「眠らない」勢いで周り続けている。それぞれが、個人を尊重し、チームを尊重し、仕事の結果を出し次に繋げているのだ。逆にいえば、結果が出なければ、今日で最後、といった容赦ない制裁が当たり前のようにある。

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先日ルーフトップバーでみた、平日6時にネクタイを外して飲んでいたニューヨークの男性達

 

次から次へと巡ってくる仕事をひたすら、そして丁寧にこなすことが評価されることが多い東京に比べ、ここニューヨークは仕事の流れをいかにコントロールし結果にできるかが尊重されているような印象だ。

無茶はせず、でもやるべきことを効率よく進め結果を出す。そして自分の時間は自分のために思いっきりつかう。そこに一切の悪はない。仕事を終えて繰り出す街を眠らせず動かすには、そのための仕事を担う人たちがいる。

ああ、そうか、眠らない街ニューヨークでは、仕事と遊びのサイクルが街を眠らせていないのだと感じる。

 

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