FAQ に、答えます (アメリカ・ニューヨーク生活編)

FAQ に、答えます」としてお届けするシリーズの第2回目。先日のライフスタイル編に続き、今回はアメリカ・ニューヨーク生活編

FAQに、答えます

では早速答えてきます。あくまで私の視点・経験から答えているので、必ずしも全てのケースに当てはまるわけではないことをご理解くださいね。

1. 英語に関して

Q. どうやって英語を勉強しましたか?

A. この質問がおそらく1番多いです。少し長くなりますが、私がしてきたことを答えますね。大切なのは、「基礎を軽んじない」ことと「使う・活用する」ことです。

私は幼少期はイギリスにいて、そして帰国後は小学生の頃は英語だけで授業をする学校に週1度通っていました。スタートが早く親のサポートがあったのは恵まれていると思います。そして、英語がわかれば世界が広がるとひたすら信じていたので、かなり情熱的に勉強しました。英語の言語としての仕組みを知るため、文法も馬鹿にせずしっかり基礎から理解を深めたことは今でもよかったと思います。

高校生の頃は、小説や映画を英語で楽しんだり、Newsweek の英語版や Vogue のアメリカ版・イギリス版を定期購読して読んだり、どハマりしていた MTV を日常的に観ていました。英語で日記を書き、英語で独り言を言い、いつの日か英語で夢をみるようになることを夢みていました。

大学は内部推薦で受験がなく余裕があったので、高校2年生くらいの頃かな?社会人向けの翻訳コースにセーラー服で通っていました。その中でも、朝日新聞の天声人語(最も日本的な文章の構成が見られるコラムの一つと言われている)を英語に訳すという授業にどっぷりハマったのを今でも覚えています(これについてはのちほどもう少し詳しく触れます)。

10代の頃に築いた基礎のおかげで今があると思います。しかし、これは何事においても同じだと思いますが、レベルが 1から10まであるとした場合、最初のステップにいる時は伸びが速いですよね。でもレベル6くらいに達した頃から、それは遅くなるような。そして 8、9、10くらいになると、もはや先に進んでいるかがわかりにくくなると思います。

私の英語のレベルが、ニューヨークに引っ越してきた頃が 8くらいだったとしたら、現地の学校や職場で英語を使い、話す、文章・メール・資料を書く、プレゼンテーションをする、商談をする、ミーティングで発言する、電話で交渉する、家では時々夫と議論する、といったことの繰り返しで、今のおそらく 9.5くらいの英語に達しました。

言葉は「使う」ものだと思っています。授業で習った文法や、単語帳で覚えたボキャブラリーは、英語を使う中で自分なりに「活用」できた時に初めて理解が完了すると感じます。ニューヨークに来てからは活用することの連続で、たかが 1.5 とはいえなかなか達成できなかった8から9.5へのレベルアップができました。

「英語を使う環境になるのが心配なんですが、どうしたら上達しますか?」と質問くださる方もいます。でもそれはラッキーなことだと思ってみては?英語を使う環境になるのは、上達への道です。がしがし使い活用して、自分のものにすることが大切ですし、自信にもつながります。

使う環境にない方、今やっていることに加えて、10代の頃の私のように日記・独り言を英語にしてみるのもオススメです。私の基礎を作る上で確実に重要でした。そして初めて夢を英語でみた時の感激といえば!朝起きて、”Wow!”って言ってました。

そして最後に、完璧を目指す必要はないと思います。私も完璧ではないです。例え母国語ですら、完璧かと言われたらどうだろう?と思いますよね。自分の今いるステージに合わせた目標設定をし、その達成→維持と更なるステップアップが大切です。

Q. 英語のリスニング・ライティング・スピーキング・リーディング・ボキャブラリーではどれが重要ですか?

A. この質問への答えは一概には出せないと思います。どれも同等に重要ですが、目指すゴールによってどれに注力するべきかは変わってきます。

コミュニケーションを重視するならば、スピーキングに力を入れることが最も役に立つと思います。会話はコミュニケーションの中でもテンポが速いですよね。会話を通して伝えたいことを伝えるのは、言葉に磨きをかける上で大切だと思います。間違いを恐れずに自分の言葉で伝え、そして相手から返ってくることを理解し会話を続けることが、リスニングや理解力も高めてくれるのではないでしょうか?

リーディングやライティングは、英語が持つ言葉としての特徴や、英語社会での説得の仕方や論理づけを理解する上で重要だと思います。先述の天声人語の翻訳をしていた際にそれを痛感しました。日本の新聞のコラムと、アメリカの新聞のコラムは、言葉の使い方や全体の流れが大きく異なります。その言葉が持つ文化によるものが大きいです。(伝統的に、日本はハイコンテクスト文化、欧米はローコンテクスト文化、と言われるのはその例の一つです。)日本の日本語で書かれたコラムの特徴を、文字数内で違和感なく英語に書き換えるのはとても困難でしたが、日本語と英語の伝え方や論理の違いをよく知ることができました。

ボキャブラリーは、多いに越したことはないですが、焦らなくていいと思います。英語はごく単純な動詞だけでも多くの文章が成り立つ言語ですし、英語に積極的に触れる中で自然と増やすこともできます。ボキャブラリーを育てるにはリーディングが最も有効的と言われることが多いと思います。特に今は、昔のように辞書で引かなくてもデジタルで読んでいる場合はクリック一つで調べられるし、Siri に聞くこともできて、素早く意味を確認できるようになって便利ですよね。ただその分調べても記憶に残りにくく流れていってしまうことも多い気がします。私は、映画などを観ていて知らない言葉が出てきた時は夫に聞き、そしてその後数日の間にその言葉を夫との会話で使って、「どう?合ってる?」と確認しています。やはり「活用」が大切ですね。

Q. パーソンズは留学生はみな英語の授業が必修と聞きました。僕は中高がアメリカの帰国子女で、英語はアメリカの大学院で学ぶのに支障ありません。COOKIEHEAD さんもネイティブレベルだと思うのですが、それでも英語は必修でしたか?

A. 結論から言うと、私の場合はどれだけ交渉しても、留学生である限り免除はないという決まりにより必修でした。

留学生向けの必修英語プログラムである ESL (English as a Second Language) は、レベルは結構細かく分かれていて、おそらく上級のクラスにいたと思います。

初日の授業で教授が全員の書く能力をみるという目的で短いエッセイをその場で書きました。私の文章を読んだ教授が、ESL にいてはもったいない、とパーソンズの母体である The New School のジャーナリズム学科の入門クラスに移す許可を出すとオファーしてくれました。光栄でしたが、ジャーナリズム専攻のおそらくアメリカ人中心な環境で英語を学ぶには、私の英語力はさすがに及ばなかったと思います。合わないレベルに無理をしてついていくのに時間と労力を取られ、本業のファッションマーケティングに支障が出ると思い、そのままのクラスに残りました。英語を学びたくてパーソンズを選んだわけでもなかったですし。

そこまで私の英語力を認めてもらえたのに、それでも留学生であるというだけで所定の単位数を ESL で取らなくてはいけなくて、お金も時間も掛かるのは不本意でした。私が通ったのは 2014年 – 2016年なので、今は変わっているかもしれません。変わっていなくても、交渉の余地はあると思います。

Q. アメリカで仕事をする上で、文法は二の次!発音なんて気にするな!と言われていますが、本当にその通りですか?

A. 特に背景が様々な人が溢れるニューヨークでは、確かに文法や発音はかなりごちゃごちゃしています。どの程度かにもよりますが、正しくない英語でもしっかり伝わればいいという意味では、おっしゃる通りだと思います。

しかし、ポイントはしっかり伝わるかどうかです。発音が悪いがために、相手に伝わらなかったり、誤って伝わってしまう可能性は多いにあります。文法が間違っていて、メールや書類でのやりとりに支障が出る場合もあります。小さな間違いはみな流すし気に留めませんが、内容がしっかり伝わらないと信用はなくしますね。厳しい意見かもしれませんが、言葉の上手さはプロフェッショナリズムの一環だと私は思います。最初はまだしも、母国語ではないことをいつまでも仕事上の足かせにはしたくないです。

自分の母国語が英語でない場合は、同様に英語が母国語でない人のクセのある英語をうまく理解できない可能性があるというディスアドバンテージもあります。まだニューヨークに引っ越してきたばかりの頃は、インド系・中国系・アラブ系などあまり馴染みのなかったアクセントには苦戦しました。ネイティブスピーカーの夫にはコテコテのアクセントがある英語もすんなり入ってきても、私にはもはや英語ではないように聞こえてしまう、という感じでした。

日本人である私は、少なからず日本語のアクセントが出るはずです。周りにいる英語が母国語ではない人に理解されないコミュニケーションをとりたくない、という理由でも、私は発音をクリアにすることは大切だと思います。

文法や発音にとらわれ過ぎるべきではない、という意見には大賛成です。しかし文法や発音は重要ではない、という意見となると賛同できません。どちらも常に磨くことを続け、コミュニケーションの相手から信頼を得られるよう努めるべきだと私は思っています。

2. 国際結婚に関して

Q. 国際結婚のメリットとデメリットは?

A. この質問も多いです。

簡単に私たち夫婦の概要を。私は東京出身の無宗教の日本人なのに対し、夫はニューヨーク出身のアメリカ人、母方がイタリア系なのでカトリックで、年齢は1つ違いで近いです。彼は大学生の頃大阪に短期留学し、そこから何度も日本を訪れたり働いた経験もあり、日本の文化や風習には理解があります。日本語も日常的な会話なら問題ないほどに上達しています。

私たちは2013年初めに東京で知り合い、その年後半に私はニューヨークに引っ越してきました。そして2015年に夫婦になりました。

お互いこの結婚しか経験していないので比較対象がありませんが、(書類や手続きがあったという点以外は)私たちの国際結婚はラッキーなことに想像していたよりずっとシンプルです。両家族とも理解があり、私たちを常にサポートしてくれます。言葉・宗教・文化の壁を感じることはほぼ皆無ですし、あっても、「違うのが当然」という気持ちがあるので葛藤にはなりません。彼のバックグラウンドがベースになっている文化・考え方・風習を知る機会があることはありがたいですし、もっと理解したいと思います。

関連記事: 国際結婚って、実はすごくシンプル!

デメリットは、これは国際結婚という定義に必ずしも当てはまらないのですが、お互いの出身地が遠く離れていることに感じる難しさはやはりあります。私たちの場合は、東京出身の私が彼の出身地であるニューヨークに移ってきています。2人で話し合った上で、私の意志でもあるので問題はないのですが、人生のどのフェーズにおいてもやはり考えてしまう時はあります。私の場合は、特に歳を重ねるごとに、1万キロという数字は重みを増す気がします。

ニューヨークで知り合った日本人・イギリス人の友達夫婦は、数年前にカナダのトロントに引っ越して行きました。彼らが出会ったのは香港で、ニューヨークの前は確かシドニーにいました。異国籍カップルな上にそのどちらの出身地でもない場所を転々としている複雑さは、私からは想像もできません。でもきっと、彼らなりの会話と理解を経てその都度決断をしているのでしょうね。そして結局は、それができるかできないかが、幸せな関係を続けていく上で欠かせないと感じます。国際カップルであろうがなかろうが、どこを拠点にしていようが、会話と理解の大切さは同じだとも思います。

Q. 結婚でグリーンカードを取得予定です。永住権の手続きについておしえていただけますか?

A. これはいつも回答を控えさせてもらっています。私が永住権を取得したのは 2016年で、現行の細かい規定は当時と変わっているはずです。そして夫婦の職業・収入・預金額・不動産などの資産・過去の婚姻 などといった要素、(依頼する場合は)弁護士、申請する州などによって状況は大きく変わると思うので、私の情報が具体的な参考になる可能性は低いと思います。

Q. 結婚式のドレスは買いましたか?アメリカの結婚式は自分で手配することが多いと聞きましたが本当ですか?

A. 私は購入しました。ヴィンテージドレスのお店で探していたのですが、似合うものがなく、そこに併設されているデザインスタジオでデッドストックの生地を使って作ってもらいました。アメリカでも日本のようにレンタルの普及が進んでいると聞きますが、依然購入する方が一般的だと思います。値段はピンキリです。

私が知っている限りでは、日本の印象に比べると、アメリカの結婚式は自分で細かいことを一つ一つ手配して組み合わせていく感覚です。私の式はとても小規模でしたが、それでもやることをリストアップして一つ一つチェックマークをつけていかないと取りこぼしがありそうで不安でした。

一方で、パッケージでプランを買うわけではないので、手作りや手持ちのもの、自分たちのアイデアが活用しやすく、「私たちらしい」内容を作りやすかったのでは?と思います。

今ならこうしたのにな、と思うこともありますが、結婚式自体にあまり興味がないので、あのバタバタさを思い出すともう二度とやりたくないという気持ちが強いです 笑。

3. アメリカ・ニューヨークで働くことに関して

Q. ニューヨークで働く上で感じる東京との違いはなんですか?

A. 違いはたくさんあります。東京の感覚とは違う、ニューヨークで働く上で大切なことを箇条書き(順不同)にしてみます。

  1. 取引は待っていてはダメ!自分から取りに行く。音沙汰なかったらフォローアップする。
  2. 「あれ、やっときました」の親切心は危ないかも。人の仕事は取らない。
  3. 時間や手間をどれだけ掛けても、出来上がりが悪かったら意味がない。
  4. 会議はメリハリ。資料はビジュアル。情報は最低限におさめ、詰め込み過ぎない。
  5. プライバシーに関することは、注意し過ぎるくらいがいい。
  6. 給料などの待遇も、待っていてはダメ!自分から取りに行く。
  7. 就業時間外の付き合いは自由。断るのも大いにアリ。
  8. 欠勤の理由は必要ではない。
  9. 退職の理由も必要ではない。
  10. 突然クビになる、は本当。

解説

1. クライアントから反応がない/鈍い場合は、連絡やフォローアップが日本より積極的。「ちょっとしつこいかな」と躊躇するよりは、こまめなコンタクトがカギになることが多い。

2. 日本では誰かの仕事をサポートすることが多いけれど、それはアメリカでは仕事を奪っていると思われモメる可能性も。そこまでいかないとしても、誰かのフォローをしていることは日本のように評価の対象にはならない。チームプロジェクトであっても各メンバーの役割は明確にする。

3. 失敗は失敗。どれだけ無駄なく完成度を高めるかが大事。

4. 機転のきく会話をまじえながら、テンポよく会議を進めるのは能力の一つ。資料はビジュアルを多用し、わかりやすく無駄がない内容、統一性のあるデザインやレイアウトが好まれる。

5. 年齢・家族構成・出身・宗教・人種・ジェンダー・私生活などの質問は、親しさにもよるけれど、細心の注意と敬意を払う。面接では聞いてはいけないことだらけ。数年前に、ニューヨークは前職の給料を聞くのすら禁止になった。

6. 給料や待遇に関することも、自分に昇給・昇級が相当しいと思ったら自分から上司に積極的にアピールし交渉する。

7. 就業時間外の誘いは、同僚であれ上司であれ、断るのは問題ない。

8. 欠勤する場合、会社に休暇種別の割り振りに規定がない限りは、細かい理由は伝える必要はない。むしろ個人的な理由を把握することが雇用主にとって望ましくない場合もあるので、会社から「従業員は休暇をとる際理由を述べないように」と注意喚起することもある。

9. 退職に関しても、従業員から理由を伝える義務はない。日本のように退職は受理を判断されるものではなく、退職願を出した時点でそれは受け入れられる。

10. 聞いてはいたけれど、突然さと頻繁さには驚く。

あくまでニューヨークのファッションブランドの小規模なオフィスでの経験を元にしたものに過ぎないので、どこにおいても共通するわけではないのはご理解ください。

Q. アメリカのワークライフバランスはどうですか?

A. バランスという点で見たら悪くないと思います。ただ、これは私が以前勝手に抱いていただけかもしれませんが、アメリカ人はカジュアルでフレンドリーでどこか適当なところがあるイメージがあるとしたら、それは実際に働いてみると覆されます。

アメリカのワークスタイルは、カジュアルでフレンドリーなのは間違いないですが、かなり勤勉です。日本の勤勉さとは違うかもしれないけれど、仕事における責任感はすごく強いですし、一度失敗しただけでチャンスを失う可能性も高い環境で緊張感があります。一概に適当なのではなく、適当にできるところは手を抜きつつやるところはしっかりやる要領のよさが重要になってくる気がします。

ゆえに、必要に応じた残業や休日出勤は珍しいことではないし、期限に結構厳しいので、私生活より仕事を優先する場面は出てきます。その分、余暇としてのバケーションはしっかり楽しむことができます。

4. アメリカ・ニューヨークでの生活に関して

Q. ニューヨークはお金が掛かる街ですか?

A. 東京に比べると、ニューヨークは家賃がかなり高いと思います。外食も、チップもあるので、結構高くつくことが多いです。

ニューヨークに限った話ではないですが、アメリカで暮らす上で異常に高いと思うのは学費と医療費です。本当に、異常です。

逆に東京より安いと思うのは生鮮野菜・果物です。オーガニックであってもそこまで急に価格が跳ね上がるわけではないので助かります。一時帰国をするたびに、日本は野菜や果物が高いと感じますね。

Q. 実際に住んでいる感覚で、ニューヨークに日本人は多いと思いますか?

A. 極めて独断と偏見ですが、多いと思います。ただ、在住7年目に入って思うのは、みんないつかはいなくなっちゃうなぁ、ということです。ずっといる人となると少ないです。永住権やビザがしっかりしていて、きっとニューヨークに永住かな?と思っていた人でも、気づけば数年でいなくなってしまいました。

帰国する人がほとんど、あとは西海岸やハワイ、もしくはヨーロッパに移ったり。忙しく刺激のあるニューヨークは、限られた期間で思いっきりできることをがんばったり楽しんで、その後はもう少しゆっくりできる場所に行く人(これは日本人に限らずですが)が多いのかもしれません。

Q. アメリカ国内でニューヨーク以外に住む予定はありますか?

A. 私がアメリカに移住してきたのは夫がきっかけです。彼はニューヨーク出身でニューヨークで働いており、義家族もみなニューヨークか近辺の州に住んでいるので、他の場所に移ることは今は考えていません。

人種・文化が多様で、リベラルで、そして育った東京の感覚に近い生活スタイルなのも私には合っていると思います。夏はかなり蒸し暑く、冬が長くて極寒なので、歳をとったらもう少しマイルドな気候で自然へのアクセスのある土地で過ごしたいなぁという淡い希望はあります。

Q. アメリカに住んでいると、日本は平和ボケだと思いますか?

A. 平和ボケって、本当は平和ではないのに平和だという幻想の中で生きていることですよね?だとしたら、はい、そうだと思います。

例えば環境問題 – 2019年だけでも国内で数多くの自然災害があり大変な被害が出ましたよね。世界規模で見ても、気候変動や環境破壊は進んでいて、日本もそれに加担している大きな責任があるにも関わらず、国としての意識は低く政治への働きかけも弱い、とニュース等で聞きます。

アメリカの現大統領は環境問題対策をほぼ放棄しているのが現状です。しかしそれに大きく声を上げ反対をしている人は多くいます。更にアメリカでは、人種・文化の多様性、ジェンダーの多様性、フェミニズム、移民問題などの社会問題や、中東をはじめとした世界情勢や、ロシアや中国との関係に関する問題が身近で、政治や倫理の面から人々は考え、議論をする機会が多いです(アメリカが関わり過ぎなのもありますが)。メディアもそれぞれが独自の視点から掘り下げた情報を伝えていて、民衆は情報を選ぶことができます。

アメリカも日本も、多くの課題を抱えているのは事実です。どちらも複雑。ただ、日本で過ごす時間は限られていますが、どうも日本では問題意識が低いという印象は拭えません。情報も議論も少ないように感じますが、「知らない」「関係ない」でいいのかな?と感じてしまいます。

私はニューヨークに住んでいる中で、当たり前のように様々な問題を意識するようになり、調べ、考え、そして自分にできることには積極的に向き合うよう努めています。もし日本にいたら、今の私はどうだったんだろう?私も虚構の平和にボケていたのかな?と、想像の域は超えませんが考えることがあります。


以上が、「FAQ に、答えます」のアメリカ・ニューヨーク生活編

次は最終回として、その他一問一答編です。

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