THE LITTLE WHIM

#STAYHOME 外出禁止中のニューヨークライフ おうち時間を楽しむアイデアをまとめました

シャットダウンが続くニューヨーク。3月中旬から外出禁止が強く推奨され、3月22日に厳しい外出禁止令が出た。私の場合は、正式に外出禁止になる前から、予定していた打ち合わせやイベントは中止になったり、友人と会う約束はキャンセルしていた。振り返ってみたら、最後に「外出」したのは3月12日の夜、元同僚とのディナーなので、外出禁止生活を始めて2週間経つことになる。

辛うじて許されている外出はしている。スーパーマーケットには週に1度、あとは散歩がてら近所の八百屋さんや食料品店には行く。週に数回、近くの公園までジョギングにも出ている。

夫は在宅勤務が続いており、私はフリーランスで取材や打ち合わせなどがない限りは家でできる仕事。子供はいない。なので、夫がずっと家にいること以外は、ものすごく大きな変化があるわけではない。

とはいえ・・・まぁ生活は変わったよね。友人とのディナーなど楽しみにする予定がなく、週末のブランチ、美術館や映画、ショッピングといった外で過ごす夫婦の時間もない。ジムにも行けていない。簡単に言えば、メリハリがない。

ニューヨークの状況は、ニュースなどで報じられている通りまだまだ深刻で、この状態があとどのくらい続くのかもわからない。その中で、今日は私がストレスを溜めずにこの #stayhome 生活を続ける上で気にかけていることをまとめてみる。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関する状況や政策は国や地域によって大きく異なる。THE LITTLE WHIM のアクセスは日本が40%強、次いでニューヨークを中心とした北アメリカ、ヨーロッパ、そして東アジア・東南アジアが続く。ニューヨークと同じようにすでに厳戒態勢に入っている方も、これから外出の規制が強まるのが予想される方にとっても、ちょっとしたアイデアになったらいいな。

メイクアップをする

私はコスメもメイクアップも好き。普段出かけない日はすっぴんで過ごす時もあるし、それはお肌を休ませることになると思うけれど、今のように一切お出かけしない日々が続く内に、#stayhome でもメイクアップを楽しむ時間を作るようになった。

私はここのところ、いわゆるクリーンビューティと呼ばれるカテゴリーに入るブランドを選んでいる。パラベンをはじめとした防腐剤が入っていないアイテムが多く、それらは特に使用できる期間が短い。使わないと悪くなってしまうのが悲しいっていうのも理由の一つかも。

時間に追われていないのもあってなんだか楽しくて、いつもより丁寧にやってみたり、失敗してもいいや、とちょっと新しいルックを試してみたり。

そしてこれを通して、私にとってメイクアップは誰かに会うためにするものではなくて、自分のためなんだなぁと改めて気づいたよ。

本を読む

めちゃめちゃベタだけど、読書。パンデミックなんて呼ばれる超混乱している今だからこそ、本を読む時間って大事だなぁって思う。

COVID-19 に関する発表や数字がひっきりなしにアップデートされる中、最新の情報を手に入れておくのは一市民として重要なこと。とは言え、例えばスマホのニュースアプリのお知らせにいちいち気を取られたりビクビクするのはストレスにもなる。印刷の書籍で本を読む場合は、スマホなど身の回りの電子機器はオフして、文字を追いページをめくるのに没頭できる。

ニューヨークの場合は書店も営業していないし、アマゾンも生活必需品でないものはなかなか届かないと言われている。家に読みたい書籍がない場合、Kindle などの電子書籍は役に立つね。

私はブルックリン図書館のアプリも活用して、40万を超える書籍の中からデジタルで借りて読んでいる。地域の住民として登録さえしてあれば誰でも利用できる。ニューヨーク各地区の図書館でこのデジタルレンタルサービスはあるはずだし、アメリカの他の地域でも一般的なんじゃないかな。

あ、電子書籍を読む際はそれに使う端末のお知らせなどもオフするよ。

あとは、同じくニューヨーク在住のハピネコさんの「【コロナで外出禁止令 in NY!】引きこもりをなんとか楽しむために私がやっていること」という記事で見つけたんだけど、小学館から出ている「日本の歴史」が4月12日まで無料公開されているそう。

ノスタルジア・・・。歴史の編纂などについてこだわりが強い方には向いているかわからないけれど、私は日本史を忘れきっているので読みたいし、何より懐かしい!別途アプリなどのダウンロードもいらないので楽チンです。#stayhome の時期に、子供も大人も楽しめる内容が公開されているのはありがたい。

その他に、環境問題関連やファストファッション関連の本を英語で読みたいという方向けに、オススメを挙げておきます。独断と偏見だけど、目安として英語でニュース記事などを読むのに慣れている方であれば読みやすいと思うものをピックアップ。

手芸をする

手芸も、ニュースから離れて集中したい時にオススメ。

私が最近特にハマっているのが、visible mending という服の修繕。

ちょうど衣替えの時期でもあり、家で過ごす時間の中でクロゼットやタンスの整理をしている方もいるのでは。その際に、セーターやカーディガンを広げてみたら穴が空いてた!なんてことない?上の記事内にあるダーニングという手法の修繕は、シンプルで簡単なので私のように初心者の方にもオススメ。

単調な作業の繰り返しなのもあり、不安やストレスですさみがちな気持ちが落ち着くので、私は #stayhome しながらすでに数枚ダーニングしたよ。穴の大きさや形によって仕上がりが変わるものなので、型にハマらず好きに仕上げられる感じも、緊張感がなくて好き。

フードデリバリーを利用する

THE LITTLE WHIM の読者には脱プラ・ゼロウェイストに関心が高い方が多いので、賛否両論を呼ぶアイデアになってしまうと思うけれど、私は近所のレストランやカフェからデリバリーを週に1-2回利用している。

というのも、ニューヨーク州では3月17日以降、レストラン・カフェ・バーなどの飲食店は営業が禁止されてしまった。当初はピックアップやテイクアウトができたけれど、人が出歩く理由になってしまうため、最近ではデリバリーのみ行っているところがほとんど。

ただでさえニューヨークは賃貸料が高い上に、営業再開できる時期の目処は立っていない。特に地域型の小さな飲食店には、この困難を耐える強い体力が備わっていないところも多い。私は、住んでいるグリーンポイントやすぐ近くのウィリアムズバーグ、あとはよく出かけるブシュウィックにあるヴィーガンのカフェやレストランをサポートする目的で、注文している。

Uber Eats や Doordash などアプリを使ったオーダーが定着していると思うけれど、私はあえてお店に電話するようにしている。サザエさんの昔ながらの出前的な感覚。アプリによってはレストランに手数料が発生してしまう一方、ダイレクトに注文した方がレストランに100%利益が入る。電話でのコミュニケーションを通して、労いや応援のメッセージも伝えられるし、そこで過剰な包装やカトラリー・ナプキンが不要であることを強調できる。チップを多めに払うのもサポートにつながる。

究極にローカルな情報になるけれど、Greenpointers というグリーンポイントの情報サイトには、”How To Support Local Restaurants and Bars During The Covid Crisis” という特集があり、この地域のレストランの現在の状況や、収入が激減した従業員を支援できるクラウドファンディング情報なども掲載されている。ゴミが気になるのでデリバリー以外の方法でサポートしたいという方、地元のレストランでファンディングがないか探してみて。なかったら、オーナーに相談してファンディングを始めちゃうのもアリ。

もう一つ、これは飲食店に限らず商店にもできるサポートとして、ギフトカードや商品券の購入がある。従業員を出勤させてしまうと感染の可能性を広げるので、今はデリバリーやオンライン販売すらしていない小型の飲食店や商店は多い。そういった場合でも、ギフトカードや商品券を購入することでキャッシュフローは生まれる。落ち着いたらそれを使って食事やショッピングができるので、客側も楽しみが生まれるのもいいよね。外出禁止の長期化が見込まれるニューヨークではいつまでこの状態を続けられるか心配だけど、閉店してしまうのを避けるために、経済的に余裕があると思う消費者にできる支援。

そして気づいたのは、夫と住み始めて7年、初めて朝昼晩3食を家で一緒に食べるという生活を送っているということ。すごく嬉しいと同時に、夫は料理がてんでダメで作るのは専ら私なため、自分が作るものに飽きるというのもある。デリバリーを時折取り入れるのは、#stayhome 生活における気分転換になる。

お菓子を作る

続いてはお菓子作り。これも、工程を経て黙々を作業を進めるアクティビティとして気持ちを落ち着かせてくれる。家にすでに材料がある場合も多いので、買い物に出なくても作りやすいレシピが見つかりやすいのでは。

世界中の都市で少なくとも一度は起きているであろう、パニックによる買い占め。ニューヨークは外出禁止があれよあれよと決まったので、そのタイミングは「どの棚も空っぽ!」みたいな時があった。でもそれも束の間で、ありがたいことに補充はされているし、利己的な買い占めをする人はあまりいないみたいで比較的ものは手に入りやすくなっている。

そして外出禁止生活において重要なのは、買い物に出る回数を減らすこと。そう考えると、ヴィーガニズムってこの非常事態にすごく生きやすいライフスタイルだなぁって気づく。私は肉・魚、卵、牛乳・乳製品と保存が効きにくいものを買わないので、ストレスが少ない。例えば、肉類が売り切れていて慌てている人を横目に、量り売りの乾燥豆をしゃーーーと容器に涼しい顔で入れていた。

お菓子作りにおいても、卵、バターや牛乳などは使わないのはすごく楽チン。小麦粉や砂糖は家にある方が多いであろうし、あとは卵の代わりにフラックスミールやアクアファバ(ひよこ豆の煮汁)、バターの代わりにオイル、牛乳の代わりに植物性ミルクといった感じで、どれも家で保存の効く材料ばかり。

#stayhome 生活を機に、ヴィーガンでお菓子作りをしてみようかな、という方に、オススメのヴィーガンお菓子レシピのユーチューブを貼っておきます。

植物を愛でる

これはすでに家にある方に向けたものだけど、植物を愛でるのはすごく気持ちがいい。

外出ができない今、切り花より植木の方が向いている。成長を見届けることで一緒に #stayhome している感覚も生まれるし、そして何より、外で感じることができない緑を、室内にもたらしてくれる。

文明を使って「会いに」行く

今回のこの局面を、独りで迎えている方、家族や恋人と乗り切っている方、ルームメイトと一緒の方、様々だと思う。今までの生活が一変し、普段は簡単に会えていた人とも会えなくなる。そしてみんな自宅でそれなりに退屈している。せっかくなので文明を活用して、大事な人に積極的に「会いに」行こう。

私と夫は毎週末、もしかしたら休校は来年度の始まり(8月終盤)まで長引くかもしれないと言われている姪っ子たちと、#stayhome しながら FaceTime で遊んでいるよ。すぐ近くのコネチカット州に住んでいて、普段なら車で1時間くらいで行けるのにね。こないだはドラマ・フレンズのトリビアをして、5回は観ているという彼女たちに惨敗!

おうち時間仲間に感謝する

最後に、一緒に #stayhome をする仲間がいる私は、彼らに感謝している。夫が大好きな我が家の猫 Petticoat は、在宅勤務も外出禁止も多分わかっていないけれど、幸せそうだ。夫も「仕事が捗らないー」と嘆きつつまんざらでもない。私はその様子を見て笑顔が溢れる。

それだけでも、ありがたい。

もし独りで過ごす方も、先ほどのようにテクノロジーを活用して、一緒にいたい誰かを近くに感じられますように。


少し前までは好きなように外出していたのに、今は家に籠もって、人の命、政治・経済、これからの地球、これからの自分の生き方など、考えてしまう。

先日の記事ではニューヨーカーの誇り高き一体感について書いたけれど、かといって状況はまだまだ厳しく、長期化は避けられなそうだ。このライフスタイルがしばらく当たり前になること、そして収束しても以前のようには戻れないだろうということを考えると、COVID-19 がもたらしたものは計り知れない。

私たちにはコントロールできない強大な何かを持つウイルスとの闘いにおいて、#stayhome は愛であり、責任だと私は思っている。命の犠牲をどれだけ減らせるかを考えたら当たり前のこと。そして、慣れてしまえば楽しむこともできる。これが、地球に住む私たち人間が迎えた、2020年春の過ごし方なのだ。

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