veganism_2019

ヴィーガニズム – 道の途中

去年からずっと考えてきたこと  – ヴィーガンへの移行。そのステップとして、今私は食生活においてはペスカタリアンの状態にある。

ペスカタリアンとは、魚を食べるベジタリアンのこと。そんなジャンルにも言葉があるのかと驚く方もいるかもしれないけれど、今アメリカやヨーロッパでは「何を食べるか」で様々な呼称がある。とてもわかりやすいチャートを見つけたので以下をぜひご参考に。

pesca cover
Courtesy of The Missing Graph

つまりペスカタリアンとは、野菜や果物に加えて乳製品、卵、そして魚を口にするけれど、赤身肉と鶏肉類を食べないということ。

私がこの決意に至ったのは、特にアメリカの食肉処理や畜産業界の現実、動物を利用・搾取することの倫理的観点、そしてそれがもたらす環境破壊についても疑問を感じ、自分の食事のあり方についても考え始めた結果。2019年に入ってから、できる限りプラントベースの食事に徹底している。

ただ現在の自分自身を100%表すには、ペスカタリアンという言葉だと思う。理由は以下:

  • 家に魚・乳・卵由来が含まれたもの(カツオ節、チーズの入ったペストソース、卵やバターの入ったクッキーなど)がまだ残っておりそれを使って料理したり食べている。
  • 会社のバースデーケーキやパーティなどで(卵やバターの入った)ケーキが出た際、口にしている。
  • 以前買った化粧品や、洋服・靴・バッグに動物由来の原料が使われている。

食肉や畜産の現状について私なりに調べたり、ベジタリアンやヴィーガンの友人に話を聞いた結果、いきなりヴィーガンになるよりはある程度時間をかけて自分のペースで移行していくのがいいと判断した。そしてこれは特に食という私の生活の大きな割合を占める要素において重大な変化をもたらした。これを読んでいる人で、ベジタリアンやヴィーガン、その他の選択肢に関心がある方は、すでにご自身でリサーチをしていると思うし、その上でご自身で決断をするべきだと思う。ゆえにここでは、ライフスタイルやゴールを特に広めることはしないし目的はそこにはない。

ただ、少しでも検討している方に共有する意味も込めて、私が決断を実行して感じる重要なポイントをいったんまとめてみようと思う。私自身まだ慣れないことも多いこのスタイル、考えをまとめることはとても大事。

家族の理解と協力を得る

まず一番に重要だと感じたのは、(一緒に住む)家族の協力だ。私は夫と二人暮しで、食事を作るのは私。私たち夫婦は基本的に食の趣味は合うし、日本食も好み喜んで食べてくれるアメリカ人の夫は、料理上手ではない私でも食事を用意することを楽しませてくれる。

化粧品の動物実験について強く意識するようになった頃から、私が畜産についても疑問を感じていることを察していた私の夫。ただ、私自身なかなか自ら「悩んでいる」ことを口にすることができなかった。これを論じ始めると疑問が確信に変わることを強く予感していたし、きっと夫もそれをわかっていたのかも。なんとなくお互いの間に、言葉にはしていないのに感じる「悩み」や「葛藤」があった。

2018年中旬、私はヴィーガニズムについて調べている中、まずはペスカタリアンになる検討していることを自分の言葉で夫に伝えた。夫は「いよいよこの時が来たか」という反応と同時に、もう心の準備ができていて私の意志を尊重してくれる姿勢を示してくれた。私は夫が望まないのならば彼も一緒に決断をする必要はないし、ただ家庭で私が作る食事においてほぼヴィーガンメニューになり外食でも制限が出るを理解して欲しい旨を伝え、夫は二つ返事で承諾してくれた

夫婦や家族の関係はそれぞれ全く異なると思うけれど、私たち夫婦の場合はとても距離が近くお互いが興味・関心のある事柄、悩んでいることや考えていることなどを日常的に何らかの形で共有する。私の決意も数ヶ月の時間の流れの中、私にとって避けられない決断になっていたことが、直接論じていなくてもその他の話題を通してお互い認識できていた気がする。話し合いが必要な夫婦や家族はじっくり議論すべきだと思うし、納得のできない点が残る場合はじっくり時間をかけることが大事だと思う。食は、家族においてものすごく大切な要素だから

私の決断を理解し、尊重し、サポートしてくれる夫には心から感謝しているし、そのおかげで私も夫が協力してくれる範囲で自分の決断に自信を持つことができる

食事を楽しむ

平日仕事から帰ってから料理をしたり週末に作り置きをする私。レシピなどをあまり見ないしとても家庭的な「普通」な食卓。ところが、ヴィーガンになると今までの「普通」が「普通」ではなくなる。

もともとたくさん肉を食べる方ではなかったけれど、一切使わないとなると、タンパク源として豆腐や大豆製の肉の代替になるものを使用するようになる。幸いニューヨークでは豆腐も肉の代替もとても簡単に手に入るし、様々な種類を試すのを楽しんでいる野菜でできたバーガーも、時間がない時にとても便利。

ただ肉とは違って豆腐や大豆製品では風味があまり出ない分、野菜を今までよりもっと多く使うようになった。味、テクスチャ、彩りと多くの点において野菜を最大限に楽んでいる。野菜の選び方においても、あまり詳しくないので今勉強中だけれど、栄養素を考えるように。定期健診のタイミングで、担当医にもアドバイスをもらう予定。

体の変化にしっかり目を向ける

そこまで大きくはないけれど、細かいところで体の変化はある。私の場合この1か月半で感じるのは、

  • 消化のリズムがよくなった(当初はお腹が早く減る気がしたので野菜の量を増やし、更に穀物、ナッツ類など食感が残るものを多く使うようにして食事に時間をかけるようにしたらお腹の持ちは良くなったけれど、胃そのものは軽く感じるようになった)
  • ガスが多く出るようになった(おそらく繊維を摂る量が増えたからかな)
  • お肌の調子がよくなった(これは嬉しい!)
  • 体のラインがすっきりした(週に3回ワークアウトをしていて筋肉が増えているので、食事の変化と運動のどちらの結果なのかは正直わからないけれど、体が軽く感じるのは確実!)

まだ始めて間もないので劇的な変化があるわけではないけれど、これからもっと感じるようになるのかも。どうしても不足するたんぱく質や栄養素(例えばビタミンB12、鉄分や亜鉛など)の心配も出てくるので、ヴィーガン用のサプリメントを摂り始めたよ。(カプセルにゼラチンなどの動物由来成分を含まないものを選んでいる。)


日によってペスカタリアンだったりベジタリアンだったりプラントベースだったり、波のある状態の今の私  – 個人的でありつつ周りの協力も必要な決断。食事を今まで通り楽しむ上で重要なポイントをしっかり見つめ、そして時間の経過とともに繰り返しそのポイントを確認することが大切。自分の信じる食べ方に自信を持つことで、今まで通りどころか、今までよりもっと食事を楽しめるようになっている気がする。そして、ヴィーガニズムはライフスタイルと言われているように、食生活だけでなく生活全体で、見つめ直していきたい箇所を少しずつ、地球や動物に優しい生き方にシフトしていっている。

最後に – まだ私は道の途中だけれど、最終的に多くの面においてヴィーガンになるスタートを切ったと考えている。食事のみではなくライフスタイルとして、細かい点まで完璧にすることは、どれだけ続けてもほぼ不可能に近いと思う。いきなり全てを変えるのは身体にもメンタル的にもストレスになるので、自分のペースで進めていこうと思っている。

COOKIEHEAD cares about your privacy, so she wants you to know that by continuing to use this website, you consent to the use of cookies on your device as described in her privacy policy.