THE CLOISTERS で鑑賞するファッション

今までにないファッション体験だった!

 

毎年夏に行われるメトロポリタン美術館の The Costume Institute によるファッション展示。

 

過去2年のものはこちら。

 

2107年 “Rei Kawakubo/Comme des Garçons Art of the In-Between”

 

[https://thelittlewhim.com/2017/06/03/rei-kawakubo-art-of-the-inbetween/]

 

2016年 “Manus x Machina”

 

[https://thelittlewhim.com/2016/05/27/manus-x-machina/]

 

そして今年のテーマは “Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination”

 

 

https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2018/heavenly-bodies

 

ファッションと中世アートの関係に着眼し、そしてその上で欠かせないカトリックの要素に焦点を当てている。

 

今までほとんどヴァチカンから出たことがないというシスティーナ礼拝堂から提供された貴重なものから、近代ファッションのランウェイで中世ヨーロッパのカトリックの影響を感じられるアイテムが展示されている。

 

そして今年はテーマに合わせて新しい試みが!マンハッタンのメトロポリタン美術館から飛び出して、ブロンクスにある別館、 The Cloisters においても展示が同時開催される。中世ヨーロッパの修道院を模して造られたという The Cloisters は、まさに今年のテーマにぴったり。The Cloisters については、3年前に出向いた際のこちらをご参考に。

 

[https://thelittlewhim.com/2015/05/25/the-cloisters/]

 

メトロポリタン美術館は夏休み時期は大混雑が予想されるのでまだ出向けていないけれど、この週末、少し遠出である The Cloisters まで地下鉄を乗り換えて出かけてみた。

 

 

The Cloisters の建築や自然に囲まれた環境がすごく好きだったのでワクワク。以前出向いたからこそわかる、そこにファッションの展示をするアイデアそのものの奇抜さ(メトロポリタンという大御所がする仕掛けとしては特に!)がとても気になっていた。そしてそれが実際に息をのむほどしっくりきていて強く印象に残る経験になった。

 

Viktor & Rolf

1

 

Karl Lagerfeld (Chanel)

2a

 

Maria Grazia Chiuri and Pierpaolo Piccioli (Valentino)

6

 

差し込む自然光、ところどころに溢れる緑、そして天井の高さを生かした展示の手法がすごく生きていた。独特の空間に全てが溶け込んでいる。

 

Thom Browne / Maria Grazia Chiuri and Pierpaolo Piccioli (Valentino)

11

 

Maria Grazia Chiuri and Pierpaolo Piccioli (Valentino)

10

 

John Galliano (Dior)

5

 

Gareth Pugh

9

 

Philip Treasy

8

 

一度でも The Cloisters に訪れたことがある人は、あのひんやりと冷たくて神々しい空間とそこに舞い込んだクチュールやアヴァンギャルドとの共存のおもしろさを感じられると思う。初めて行く人は、テーマを最大限に拡大したこの展示の醍醐味をシンプルに楽しめるのではないかな。

 

 

そして多数のドレスが高い位置に展示されているのもいい。今まで多くの美術館のファッション展示に出向いたことがあるが、人気の展示ほど混雑ゆえに展示物の全体を見ることができない。細部は見にくくなるけれど、全体のシルエットが重要なものにおいては高さを利用するのは賢いと思った。

 

メトロポリタン美術館 本館にも行かなくちゃ。今年の展示は 10月8日まで。

 

 

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