COOKIEHEAD が好きな本 アート本(写真)編

COOKIEHEAD が好きな本 アート本(写真)編

 

ひっそりシリーズ化している COOKIEHEAD が好きな本。日本語や英語の小説を中心に紹介してきたけれど、続いてはアート本。

ここ数年は電子書籍を選ぶことが増えて、小説や雑誌は古本で買う以外はめっきりデジタル化している。それでもやはり実物の本を手に入れたいと思うのはアート本。私も夫も、絵画、写真、ファッション、音楽などの大きなアート本をクリスマスや誕生日の贈り物として家族にリクエストすることが多い。

好きなものや思い入れのあるものが多いので、アート本の中でもカテゴリー分けしてお届けすることに。今回は写真をまとめた本の中から特に好きなものにフォーカスします。

 

 

まずは私の大好きなフォトグラファーの一人である、Stephene Shore(スティーブン・ショア)の “Uncommon Places”。1970-80年代にアメリカを旅した中でとらえた、「古き良きアメリカ」を感じる日常の風景や、アメリカのポップカルチャーやインダストリアリゼーションを象徴するオブジェクトが収められている。アメリカの田舎の普通な風景が、記録でありアートであり誰かの思い出もあるような。そんな風に刻まれている彼の写真は、違う時代に違う国に生まれた私にはすごく新鮮だ。

ファンの私は、2017年から2018年にかけてニューヨーク近代美術館 (MoMA)での彼の50年分の作品を公開した個展にももちろん足を運んだ。

 

彼は17歳でアンディー・ウォーホルと交流を深め、24歳という年齢で初めてメトロポリタン美術館で個展を開き、早くから才能を世に知られていたアーティスト。個展では14歳の時に MoMA の写真部のお偉方に自らの写真をプレゼンテーションし買ってもらった当時のレターを発見し、気持ちが踊ったのを覚えている。”Uncommon Places” からもたくさん公開されていたよ。

 

 

彼が自分の個展を解説しているビデオはファンならば必見!

 

 


 

2017年に夫と出向いた、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外にあるFrank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト)による建築の個人邸宅、Fallingwater(フォーリングウォーター、落水荘)の写真集。

 

View this post on Instagram

Fallingwater designed by #franklloydwright

A post shared by COOKIEHEAD (@thelittlewhim) on

 

当時炭鉱で栄えたピッツバーグで百貨店業をしていたカウフマンという資産家の一家が、炭鉱で空気の汚れた環境からの休息のために構えた別荘。フランク・ロイド・ライトに建築を依頼して1938年に完成した。自然に溢れ水の音が聞こえてくるような環境を望んでいた建築家のリクエストに対して、建築家はなんと木に囲まれた中、滝が流れ落ちる岩の上に家を建てることを思いついたのだ。フランク・ロイド・ライトの代表的な建築の一つ。

 

今は資産家は廃業し、フォーリングウォーターはペンシルベニア西部地区自然保護団体に寄付されていている。1960年代より予約制で一般に公開されていて、ツアーガイドがついて中と外を丁寧に案内してくれる。

 

ニューヨークからピッツバーグまでは飛行機で行きそこからレンタカーで1時間半くらいかかるので面倒ではあるけれど、すごく楽しい旅だった。運転してくれた夫へのお礼を込めてこの本を購入し、時々2人でページをぱらぱらとめくっては思い出を楽しんでいる。

ちなみにピッツバーグはアンディー・ウォーホルの生まれの地で、The Andy Warhol Museum もある。

 

 

ピッツバーグのアートサイトについてはここでまとめているよ。

 

 


 

たまたま本屋さんで手にとって、コンセプトに恋に落ちたこの本。Mark Nixon の “Much Loved” は、色んな人の、小さい頃毎晩欠かさず一緒に眠りどこにいくにも一緒だったテディベアを集めた写真集。

ボロボロで手や耳が取れてしまっているものがたくさん。でもそれは、大事に愛されてきた証拠。それぞれのエピソードとともに撮り下ろされたぬいぐるみの写真を見ていると、自分の小さかった頃も一緒に思い出される。

この本については、以前 Roommie に寄稿した記事があります。

 


 

こちらも「古き良きアメリカ」を感じられる写真集。(そう、私は古き良きアメリカに憧れを抱いています!)

夫婦である James and Karla Murray(ジェームス・マーレイとカーラ・マーレイ)の “Store Front”(ストアフロント)と “Store front II” はニューヨークの街中で見つかるヴィンテージ ルッキングなお店の外観や看板を撮り下ろしたシリーズ。

 

 

ニューヨークに住んでいる、もしくは遊びに来たことがある人はわかると思うけれど、この街は革新的に新しいものの中に驚くほど古いものが混ざり込んでいる。歩いていると突然現れる錆び付いて色あせたお店やその看板は、新しいものより個性があり印象に残る。

私がかつて続けていた写真のシリーズ、”SIGNS: WHAT THEY TELL YOU” は Store Front の2冊にインスピレーションを受けている。

 


 

最後は、厳密には写真の本ではなくコラージュ集。インディーで出版されている Stephen Eichhorn(スティーブン・エイクホーン)の “Cats & Plants”。なかなか手に入れにくく諦めていたら、ニューヨークの巨大古本屋さん Strand Bookstore で運命的に出会った。

私が好きなもの2つ、猫と植物の組み合わせ – その2つのコラージュが詰まった本。彼の作品を見た方が早いと思う。

 

View this post on Instagram

🕳Cactus🌵Fantasy 🕳

A post shared by stepheneichhorn (@stepheneichhorn) on

 

 

ちょっと不思議な感じだけれど、それぞれの猫の特徴に様々な見た目のユニークな植物やサボテンがマッチングされていて、他にはないすごくおもしろいビジュアルがいっぱいの本だよ。

 


 

今回は写真に絞った中で好きなアート本を集めてみた。次回は純粋にアートなアート本、あとはファッション関連のアート本もできたらいいな。

 

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Back to top