Merchandising Workshopという授業で課題で作成したビデオ。
この授業は、自分のブランドを立ち上げる過程において、いかにそのブランドのターゲット、コンセプトやアイデアをビジュアルで表現するかを重視している。
教授から与えられるのはとても大まかなテーマのみ。Traditionalist, Rocker, Romanticistなどがあった中で私が選んだのはModernist。
そこから絞り込んだターゲットのアスパレイションとなる女性像は、
- 30-40歳の自立したプロフェッショナル。(結婚しているかしていないか、子供がいるかいないかはあえて設定せず、ただどの場合においても(ある程度の)インデペンデントなライフスタイルは維持している。)
- アート ヒストリーの修士を持ち、ニューヨークのギャラリーで働く。
- 多くのカルチャーに幅広く触れる中、自分の好きなものを知っている。
ファッションにおいては、
- 建築に大きなインスピレーションを受けている。
- 質を見る目があり、様々な素材を組み合わせる。
- ファッションは投資と考え、自分のワードローブに加わったものは長く愛でる。
- モノクロマティックやニュートラルな色を好む中、部分的に色で遊ぶことも知っている。
- ランウェイ コレクションの大御所からアップカミングなデザイナーまで幅広い。
- 仕事柄、夜はレセプション等に出席することも多く、昼から夜へのスタイルのトランジションが上手。
と、そんなアイデアを練りつつ、それらを言葉ではなくビジュアルで表す。
今回作ったビデオは、その段階におけるコンセプトの部分。多くのビジュアルと音楽をつかって具現化していく。
Modernist Concept Video from cookiehead on Vimeo.
全ては空想の世界。そして特にこの授業はコストやプロダクションといった部分にあまり目を向けず、いかにブランドをイラストレートしていくか、という点にフォーカスしているので、極めて現実味は薄いように見える。しかし実際に、こういった作業はどのブランドもしており、ファッション デザインではなくファッション ビジネスを専攻している私たちにとっても、この部分は重要。
今週の授業で発表するこのビデオ。クラスメイトが見せる世界、そして発表後交わされる意見も楽しみ。
Parsonsは今学期で最後。課題で眠れない夜は正直しんどいけれど、卒業後、きっと、学生として一つ一つの課題に向き合っている今のことを懐かしく思うのだろうな。クリエイティブでコンセプチュアルな授業は、好き。
(ちなみに、使用した音楽はAphex Twinの “Xtal” という楽曲。)
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