シリーズを締めくくるのは、もちろんファッション!
旅先でのファッションのお買い物は、ついつい気になって買っちゃったけど帰ってみたら全然着たいと思わない、という失敗をしがち。
いつもと違う土地での少し舞い上がった気持ちを抑えて、旅行後の日常に戻った時の自分が想像できる範囲にありつつ、その旅の思い出としても残るものを選びたい。パリに何度も出張に行く中でだいぶ慣れが生まれたのか、今回はなかなかいい収穫があった!
ヴィンテージのドレス
黒地のコットンに白の小花柄、そして少し目を引く緑のテープ。丸い襟元はストライプで、程よいラッフル加減。かわいかった頃のマーク ジェイコブスを思い起こさせるデザイン。
マレの路地裏で見つけた、名前もないような小さなヴィンテージ ショップにて、なんと15ユーロくらい。状態がとてもよく、一度パリの強めの洗濯機で洗ったけれど崩れることもなし。
ISABEL MARANT のブラウス
コットン レースのブラウス。形が最高。文句なしにかわいい。Isabel Marant のコットン、リネン、そしてシルクのアイテムが好き。天然系の素材の肌当たりの良さと、それぞれの素材を最大限に生かす軽いがしっかり作られたデザインが彼女の魅力!
フラウスのブランドなので元々少しお安い上に、プレ セールも始まった瞬間だったので、だいぶお買い得に買えた。
Étoile Isabel Marant – Ria lace-trimmed cotton-voile blouse
IRO のジャンプスーツ
ジャンプスーツは大好きだけれど、身長が高くないのでなかなか似合わず敬遠しがち。でもこのIRO のジャンプスーツは全体的に細身の作りで着やすい。そしてトップ部分のコンパクトさと、フロントは首の詰まったデザインなのに対して背中はぱっくりなところが気に入った。こちらもフランスが拠点のブランドなのと、プレ セールのおかげでお得だった。
IRO Gennia Acetate-Blend Jumpsuit in Black | FWRD
TSUMORI CHISATO のブラウス
日本ではお馴染みのTSUMORI CHISATO 、アメリカではほとんど流通していない。実際ニューヨークではブルックリンの bird でしか見たことがないなぁ。パリではどうやらデパートメント ストア、Le Bon Marché にお店があるよう。
パリ オフィスの同僚におしえてもらった、デザイナーものを買取・販売しているお店、BIS BOUTIQUE SOLIDAIRE で見つけたのがこのTSUMORI CHISATO のピース。要は中古品だけれど、刺繡もカット アウト もくたびれていない。よく見ると向かって左下に女の子の顔が刺繍されていて、素肌の上に着るとそれがよく見える。
確か70ユーロくらいだったかな。
TOKYO – PARIS のトート
最後はこちら、オランジェリー美術館で開催されている展示のトート。どうして東京?実は現在オランジェリーでは東京のブリヂストン美術館のコレクションを公開している。
実は行ったことがなかったブリヂストン美術館。そのコレクションを、ニューヨークから訪れていたパリで見た、という偶然は、なんとなく胸がちくりと痛くなるような切なさと、思いがけない形で日本の何かに会えた嬉しさが入り混じった感覚。その記念にトートをお買い上げ。
Tokyo-Paris Masterpieces from Bridgestone Museum of Art, Collection Ishibashi Foundation
今一通り記事をおこしてみて気づいたこと – ただでさえ黒ばかり着ているのに、更に黒が増えたな。旅先であってもそこはブレない、ということで。