もともと好きなものが「今シーズン、イン!」と聞くと、ちょっと鼻の穴膨らんじゃう気持ちにならない?
というのも、先日見つけたのが、Vogue ジャパンのこの特集。
https://pharmaciedesarchives-paris.mesoigner.fr/]
見た瞬間、おーイエス!と思わず唸ってしまうほど、ドンピシャで好みのテイスト。普段は黒か白ばかり着てしまうけれど、なぜか難易度が高いはずのマキシドレスでは、色や柄が着たくなる私。
クロゼットの中に想いを馳せる。持っているマキシドレスの中には10年物も ‐ 10年たった今の私ならではの着こなしが浮かぶ。最近まではTシャツやスニーカーを組み合わせてドレス ダウンすることが多かったけれど、今は少しずつ買い足しているMaison Margiela や Ann Demeulemeester のブーツ、レースがきれいなブラウスなど、大事にしているもの同士を一緒に着てちょっとクラスアップしたい気分。
今持っているドレスも好きだけれど、Vogueの特集を見たらもっと欲しくなっちゃった!しかし、予算的に手が届かない。そこで今回は、もう少しお財布にやさしいデザイナーから気になるスタイルをいくつかピックアップ。同時に、ヴィンテージ ショップでもレトロなドレスのラックはしっかりチェックしなくては!
ULLA JOHNSON
まずは、プリントドレスが毎シーズンかわいいUlla Johnsonから、フォークロアなドレス。
花柄、パッチワーク、刺繍、色の組み合わせ、コットンの優しい風合い、すべての要素がバランスよくこのドレスを作っている。アフガニスタンの衣装にインスパイアされたという、袖の形やスカートの広がりもパーフェクト。
SANDY LIANG
ニューヨーク発の若手デザイナー、Sandy Liangのこのドレスはフルーツ柄。
iPhoneの絵文字のようなおとぼけなデザインかと思いきや、同じ種類のフルーツでも食べかけのものやナイフでカットされたものなど、実はパターンが多い。黒地に浮かび上がるシンプルでありつつ丁寧なグラフィックは、どことなくPaul Randのイラストを思い起こさせる懐かしさ。
CREATURES OF COMFORT
多くの新しいデザイナーを取り揃えたお店をLAとニューヨークに構えるCreatures of Comfort。好評のオリジナルのブランドから、ガツンと千鳥格子のドレス。
ピクセルアスペクト比が大きめな千鳥格子は、ダサカワさとサイケデリックさを併せもっている。形はシンプルなので着こなしの幅が広そう。こんなに躍動感のあるモノトーンって珍しい?
STINE GOYA
最後は、最近何かと注目のコペンハーゲンブランドの中では老舗にあたるStine Goyaの、ラップドレス。
北欧ブランドらしい柄と、モスグリーン & ピンクの絶妙な色合わせがいい。白の比率も多く、秋冬だけでなく春も着られそう。マキシ丈じゃないじゃん!って?北欧ブランドは例え一番小さいサイズを選んでも、スカンナビアンな身長に合わせて作られているので、長いんです。
季節をシフトする瞬間って楽しい!まだ暖かい秋はとことんプリントを主張して、寒くなってきたら思いっきりレイヤリングを楽しみたい。