黒髪の私に、初めてしっくりきたアイブロウ。
日本でもアメリカでも、なかなかちょうどいいものが見つからなくて困っていたもの – アイブロウ!私は本来の形を残しつつパウダー で仕上げるアイブロウが好きなのだけど、フォーミュラが気に入る上に色が合うものって、なかったんだよね。
ちなみに私の髪は地毛の色(内側はプラチナだけど、外側は10年以上染めていない茶を帯びた黒髪)。瞳は濃いブラウン。
日本に帰るたびにレビューの高いアイブロウを探すのだけど、大体のブランドがライト ブラウン もしくは ダーク ブラウン というカラーで揃えている。試してみると、日本人特有の「茶髪」が持つオレンジっぽい色味に合わせた茶色の濃淡の組み合わせが多く、黒い髪には合わない。グレーを試したこともあるが、薄くつく感じでなんだか浮いてしまう。
アメリカではどうだろう。日本に比べて色の展開は多い。ブロンド、ライト ブラウン、ミディアム ブラウン、ダーク ブラウン、オーバーン(赤毛寄りのブラウン)、ブルネット、そしてブラック、とたくさんある。ところが、私にちょうどはまる色がない。日本人のナチュラルなダーク ブラウン 〜 ブラックの色はブルーのトーンが入っている場合が多いが、それに合う色がなかなかないのだ。ダーク ブラウンはカーキが入っていることが多くて、暗いブラウンのアジアの瞳の色との系統が合わない。ブルネットは暗めの栗色で、赤みが少し強い。ブラックは真っ黒過ぎる。
ある日、なかなか合うアイブロウがないこの悩みを美容師さんに話していたら、コツを教えてくれた。「アッシュで探せばいいんだよ!Anastasia にいいパウダーがあるよ。」
それがこちら。Anastasia Beverly Hills の Brow Powder Duo、私の色は、11色ある展開の中から Ash Brown。
これが大正解!左側の薄い色で全体を埋めた後、上に向かってとかし上げて、まばらに感じるところを濃い色で少し入念に埋める。ブラシに残った濃い色を使って、眉頭に上向きの細い毛流れを足す。最後にもう一度とかす。それだけで完成!このパウダーは密着や持ちもいいので、色が合わないのに使っていた日本のアイブロウ マスカラも必要なくなった。
ちょっと小ぶりの丸いケースで、ブラシやツイーザーなどの付属品は入っていない。以前ブラシの記事で書いたが、アイブロウのプロダクトにはよく小さなブラシが付いてくるけれど、長めのブラシで鉛筆を持つように描く方が自然に仕上げられると聞いたことがある。実際このアナスタシアのアイブロウ パウダーも、長めのアイブロウ ブラシで力を加減しながら2色を使い分けると、顔にしっくりくる仕上がりになる。
テクスチャも申し分ないけれど、何より色がいい。Anastasia はアイブロウ サロンから始まったブランドなだけあって、アイブロウに関する商品が数多くありそれぞれ色もたくさん。11色の展開の中にこの濃いアッシュを入れてくれたことに感謝。瞳は暗いブラウンで、クール トーンの黒髪の方に、このアイブロウは本当にオススメ。明るめを重ねて濃く仕上げたい人には、Medium Brownも合うかも。こちらもアッシュの強い色なので黒髪に合うはず。
もうこれで一時帰国の度に、レビューは高いのに自分に合わないオレンジっぽいブラウンのアイブロウ商品にがっかりすることもない!餅は餅屋、アイブロウはアイブロウ屋、ってことだね。