はじめましてのボストンで、行きつけができたよ。
ボストン ‐ 近いようで行ったことがなかった街。10代の頃 NHKで観ていた Ally McBeal の記憶の中にあった街。
高い建物が少なく、公園や舗道の緑が多い。ニュー イングランド調の住宅が並ぶ街並みは、ゆったりと落ち着いた時間が流れていた。
ボストンの大学に通っていた友人に勧められて行ったベーカリーが、とても気に入った。
ボストン市内・近郊に8店舗を構える Tatte Bakery & Cafe は、イスラエル系のオーナーが2007年に始めたカフェ併設のベーカリー。目にも美味しいペイストリーや焼き菓子の数々と、手軽だけれどしっかりお腹いっぱいになるカフェ メニュー、そしてすっきりとしながらもキャラクターのある店内のヴィジュアル。
NYC で似たものといえば ヨーロッパ系の Le Pain Quontidien や Maison Kayser が広く展開しているけれど、Tatte Bakery & Cafe にはひとつひとつの店舗にもっとパーソナリティと温かみがあって、居心地がいい。簡単に言うと、「チェーン感」がない。
入りやすく、どんな時間帯でもちょうどいい感じ。
ペイストリーとコーヒーを買い朝を始める、
しっかりランチをとってエネルギーをチャージする、
ディナー後のデザートとコーヒーで会話を楽しむ、
お腹いっぱいブランチを食べて週末を満喫する、
といった具合に。
生活に溶け込んでいくこの自然さは、自分が住む街にあったらとてもいいのにな と感じる。近所の小さなベーカリーより洗練されたシステムがあるけれど、胡散臭さはない – そういったお店ってそういえば NYC にはない。
あ、あぶなく忘れるところだった大事なポイント – メニューや味のクオリティもとても高いよ。3日の滞在中4回も行った、ボストンの気に入り。