牛乳からスイッチ!コーヒーに合う植物性ミルク

コーヒーや紅茶に入れたり、スムージーやプロテインドリンクを作ったり、料理やお菓子作りに使ったり、そのまま飲んだりと、日常で登場する率が高い牛乳。

私は今はヴィーガンなので牛乳および乳製品は摂らないけれど、それ以前から消化しにくいと感じていたので牛乳を飲むことは控えていた。その代わりに、日本に住んでいた6年前までは主に豆乳を選んでいたかな。

アメリカに引っ越して、牛乳の代替になる植物性ミルクの種類が豊富で驚いた。普通のスーパーマーケットに行っても、牛乳より植物性の方に大きなスペースが取られているくらい。

下の写真は私がよく行く、ブルックリン・ウィリアムズバーグにあるホールフーズの植物性ミルクの棚。

shelf

豆乳、アーモンドミルク、カシューミルク、オートミルク(オーツ麦のミルク)、ライスミルク、ココナッツミルク、キヌアミルク、ヘンプミルク(麻のミルク)、フラックスミルク(亜麻仁のミルク)など様々な種類がある。

特に人気のある豆乳、アーモンドミルクそしてカシューミルクに関してはホールフーズのオリジナルブランドからも出ていて、お手頃に手に入れることができる。同じく人気のスーパーマーケットである Trader Joe’s は最近、オリジナルでオートミルクの販売も開始した。

私がミルクを最も使うのはコーヒーに入れる時。日本でずっと使っていた豆乳はコーヒーにうまく溶けないというか固まる感じがあり特別満足していなかったのだけれど、アメリカで幅広いバラエティの植物性ミルクに出会って不満は解消された。更には、これは個人的だと思うけれど、牛乳を控えるようになってから吹き出物が減り肌の調子が改善されたように感じる。

ということで、今回はコーヒーに合うと思う4つの植物性ミルクをまとめてみる。

日本ではあまり馴染みがなく市場に出回っていないものも多いと思うけれど、実は植物性ミルクは高速ブレンダーさえあれば自宅でも簡単に作れるものがほとんど。添加物を避けられるしDIY すればゴミが減らせる場合も多いので、自宅での作り方をレクチャーしているユーチューブも合わせて紹介するね。どのレシピも水の量によってクリーミーさは加減が可能で、塩とアガベなどの甘味料で味の仕上げができるよ。

1. オートミルク

アメリカの定番朝食メニューのオートミールの原料でもあるオーツ麦から作られるミルク。ここ数年、アメリカのコーヒーショップで多く見かけるようになり急激に認知度が上がった気がする。それも納得、程よくクリーミーでオーツ麦の甘味をかすかに感じ、コーヒーとの相性がバツグン!牛乳入りのコーヒーが好きで植物性ミルクなんて考えられない!という人も納得できるんじゃないかな、と思うほど革命的。

オート麦はもともとビタミンやミネラルが豊富。そして市販のオートミルクにはカルシウム、ビタミンAやD、鉄分などが加えられているものが多い。

コーヒーに合うオススメのオートミルク

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左: Oatly | 右: Planet Oat

オートミルクの作り方

ポイント:
オーツ麦を水に20分ほど漬けたあと水切りをし、水と一緒にブレンダーにかける。滑らかにするため目の細い布巾やネットで漉す。日持ちは3日ほど。

2. アーモンドミルク

生のアーモンドから作られるアーモンドミルク。ナッツの濃厚な香りとこっくりとしたテクスチャーがありつつもクセはないので、こちらもコーヒーとの相性がいい。最近日本でも増えているよね。

皮は剥かれている場合が多くアーモンドそのものの抗酸化作用や繊維は摂れないらしいけれど、こちらも市販のものにはたんぱく質やビタミンDなどの栄養素が足されていることが多い。

コーヒーに合うオススメのアーモンドミルク

アーモンドミルクの作り方

ポイント:
皮付きのままの生アーモンドを一晩水に漬け、それを水と一緒にブレンダーにかける。その後布巾などで漉す。日持ちは4-5日ほど。漉した後のカスはスムージーに入れたりアーモンドフラワーとしてお菓子作りに使うとアーモンドの栄養素を丸ごと摂取できるしゴミも減らせる。

3. ライスミルク

玄米から作られていて、オートミルクやアーモンドミルクに比べるとだいぶさらさらしていて軽めほぼ無味でクセがない。クリーミーさより軽さを求めている人向けかな。日本は米の生産が他の穀物やナッツより多いので、ライスミルクはポテンシャルあるんじゃないかなぁ?

市販のものはカルシウムやたんぱく質、各種ビタミンが加えられているものがほとんど。

コーヒーに合うオススメのライスミルク

ライスミルクの作り方

ポイント:
米を水に浸して加熱する。米が水を含んで柔らかくなってから、水と一緒にブレンダーにかけた後、漉す。日持ちは最大で5日。

4. フラックスミルク

亜麻仁オイルで知られるフラックス。亜麻仁の種であるフラックスシードで作られるフラックスミルクは最近アメリカでもよく見かけるようになってきたばかりのニューカマー。味はアーモンドミルクに少し似ているかな。オメガ3脂肪酸が豊富なので、ヴィーガンをはじめ魚を食べない人に向いている

たんぱく質や各種ビタミン、カルシウムが加えられて販売されることが多い。

コーヒーに合うオススメのフラックスミルク

フラックスミルクの作り方

ポイント:
フラックスシードを10分ほど水に浸す。ブレンダーにかけ、漉す。カスは挽いたフラックスシードみたいなもので栄養価が高いので、料理やお菓子作りに使うのがオススメ。


ヴィーガンや乳糖不耐症にオススメの植物性ミルクの中でも、特にコーヒーに合うと思うものを中心に4つセレクトしてみた。アメリカには特に種類が豊富でブランドも様々なので、色々試してみて好みのものを見つけることができる。

更に総じて言えるのは、市販のものは、牛乳に含まれて/加えられて販売されている状態に似せるため様々な栄養素が加えられ添加物もそれなりに入っている。

しかしそれ以外の原料に関しては実はどの植物性ミルクもいたってシンプルなので、自宅に高速ブレンダーがある人はDIYすると圧倒的にお得で節約になる。パッケージのゴミを減らすことができるのも大きなポイント。日本では手に入りにくい植物性ミルクも、家で簡単に作ることができる上にエコで節約になるよ。

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