「ダメだとわかっていてもやめられない好きなもの」を、英語では「ギルティ・プレジャー」(guilty pleasure) と言う。
ヴィーガンの食生活を送る中で、たまにくるB級グルメやコンフォートフードなど、どこか「罪深いもの」を食べたい欲求を満たしてくれる美味しいお店はたある。私がニューヨークで見つけた「ヴィーガン・ギルティ・プレジャー」を、シリーズで少しずつ紹介しています。
第10回目は Hartbreakers(ハートブレーカーズ)。ブルックリンのブシュウィックで、フライドチキンを中心としたアメリカンなコンフォートフードを100%ヴィーガンで楽しめるお店。(ちなみに店名は Hart通りにあることからだと思われます)
Hartbreakers
https://www.hartbreakersbk.com/
現在(2020年7月)、ニューヨークシティは COVID-19 の影響で店内営業はまだ許可されていないけれど、テラス席など外での食事の提供はできるように。
Hartbreakers は今、基本的にはピックアップとデリバリーのみの対応。このお店のことは知っていたので、私のGoogle マップにはピンが立っていた。たまたまこのエリアにいた週末、ちょうどお腹が減ったので、インスグラムで状況を確認したところ、テイクアウトをその場で食べられるよう外に少しだけ席を用意しているということだったので、行ってみることに。
事前にオーダーしたものをピックアップに来ている人がちらほら。
お店の前の歩道にテーブル席が2つ、用意されていた。
今は通常より縮小したメニューで営業している様子。人気のヴィーガンフライドチキンが目玉になっている感じかな。
夫と私がオーダーしたのはこちらの2つ。
-Hartbreaker-
フライドチキン、サンバルチリ入りのマヨネーズ、チーズ、スパイシーハチミツのサンドウィッチ
-3 Piece Chik’n Basket-
フライドチキン、ワッフルフライドポテト、コールスロー、レモンガーリックマヨネーズソース
あえて一つ一つにヴィーガンと書かなかったけれど、ここは100%ヴィーガンのお店。なのでフライドチキンも、マヨネーズも、チーズも、ハチミツも、全部植物性。
チキンはおそらくセイタン(グルテンミート)ベース。実は私たちはセイタンはテクスチャがそこまで好きじゃないというか、当たり外れがあるかなって思っているんだけど、このフライドチキンは美味しかった!程よい弾力があってくちゃくちゃせず、でも歯切れの感じは(記憶にある)チキンを思い出させる。
そして衣の部分は、スパイスとクリスピーさでめちゃくちゃフライドチキン感!
特にサンドウィッチとして他のものと一緒に頬張ったら、リアルなチキンバーガーでした。
バスケットにはフライドチキンが3つも入っていたので、2つは持ち帰って、翌日自宅でオーブンで温めて、野菜と一緒にパンに挟んで食べたよ。2日目でも美味しかった!
正直言ってぜんっぜん健康的ではないヴィーガンフードだけど、それがギルティ・プレジャーなので。アメリカのコンフォートフード、ジャンクフードが無性に食べたい時、プラントベースのこういうお店があるのはおもしろいよね。早く営業再開してフルメニュー展開できる日がきますように。
Hartbreakers
https://www.hartbreakersbk.com/
820 Hart St, Brooklyn, NY 11237
ギルティ・プレジャーを楽しんだあとは、バランスのいい食事やサプリメントで足りない栄養を補って、運動をすることを心がけています!
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