私は、ヴィーガン&クルエルティフリーのコスメだけを選ぶ。でも正直に言って、以前使っていたお気に入りのものが恋しくなることもある。
同じように、乗り換えを考えているけれど「あのプロダクトのあの感じ」を求めてヴィーガン&クルエルティフリー版を探すのが大変、という人もきっといるよね。
そこで、「見つけた、あの鉄板コスメに代わるヴィーガン&クルエルティフリーコスメ」シリーズでは、「あの鉄板コスメ」からスイッチできると私が思う、使い心地や仕上がりが似ているヴィーガン&クルエルティフリーコスメを紹介していくよ。
第5回目の「鉄板コスメ」は、ニューヨーク発の人気ブランド、キールズのミッドナイトボタニカル コンセントレート。
キールズ ミッドナイトボタニカル コンセントレート
アットコスメ 美容液部門 12位 → 詳細
ポイント: イブニングプリムローズとスクワランの植物性オイルが肌を潤わせ整えてくれる。軽めのオイルで、後に残るラベンダーの香りが特徴的。
美容液のような感触の透明なオイルで、肌にツヤと元気を与えてくれる。かなり前だけれど、キールズの洗顔料とウルトラフェイシャルクリームに、これを合わせて何度かリピートしていた時期があったなぁ。しかしキールズは、残念ながらクルエルティフリーではない。
その後色んな美容液やセラムを使ったけれど、ここ最近落ち着いて気に入っているものが・・・偶然にも青いガラス瓶でキールズのものと似ているこちら。
Kypris(キプリス)の Antioxidant Dew。
Kypris は、テキサス州サンアントニオ発。創業者の Chase Polan が目指すのは、植物ベースのホリスティックなコンセプトを持つスキンケア。ビューティは(自分を)愛するスピリチュアルなエクスペリエンスであり、受け入れること、ケアすること、感謝すること、そして喜びであると言う。
私がこのブランドに特に惹かれるのは、環境と社会に配慮したサステナブルなフィロソフィー。
可能な限り認定オーガニック、そうでなくても極力自然な農法で育てられた原料の多くは、地域の小さいファームや co-op(コミュニティ型の協同農場)から仕入れている。これにより小さくてローカルな原料業者をサポートしている。ビューティを届ける先と、やってくる元のどちらにも、敬意を払いたいという考えがあるそう。
化学物質も使用するけれど、バイオテクノロジーに沿った安全性の高いものを厳選している。人工香料や石油成分は配合していない。
私が愛用している Antioxidant Dew は、Kypris のスキンケアラインナップの中でも看板商品のもの。
Kypris Antioxidant Dew
https://kyprisbeauty.com/collections/shop-serums/products/antioxidant-dew
このセラムは、抗酸化作用成分とアミノ酸、そして肌をいたわるボタニカル原料がたっぷりと含まれており、贅沢に癒しながらも活力を与えてくれる感じ。配合成分は26種類で、ビタミンCとE、植物由来のフェルラ酸、藻、ローズ、タマヌオイル、その他野草の成分などなど。
※ ちなみに原材料の中に、もしかしたらパーム油由来かも?と思う成分があったので問い合わせたところ、エシカルな農場から仕入れている原料業者が持つ認定書を見せてもらえた(ここでの公開はNG)。もし気になる方は、問い合わせてみてね。
朝と夜どちらも使える、洗顔後にすぐ使うタイプ。ライトな乳液、といった感じのテクスチャ。肌にのせると、癒される感じ、すっきりする感じ、潤いと栄養が入っていく感じ、どれも得られるのが気持ちいい。
乳液に近いとはいえやはりセラムらしい肌なじみのよさがあるので、すぐに浸透していく。この後に、朝は保湿系のクリームを塗るだけで十分。夜は、クリームの前に前回の Odacité のオイルセラムでマッサージするとなお肌が元気になる感覚。
47ml(1.59floz)で$90と決して(私にとって)安くはない。ローカル・スモールな農家を支援できるならいいと思える。
最後にどこで購入できるか – 規模は決して大きくないインディーブランドだけれど、 Credo Beauty、 The Detox Market や Goop などのクリーンビューティに強いお店では見つかりやすい。そして Nordstrom や Net-a-Porter でも取り扱いがあるよ。
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THE LITTLE WHIM は化粧品の動物実験と動物由来成分使用に反対しています。取り上げる化粧品は2018年9月以降クルエルティフリー(動物実験をしていない)、くわえて2019年8月以降ヴィーガン(動物由来成分不使用)に限定しています。