「ダメだとわかっていてもやめられない好きなもの」を、英語では「ギルティ・プレジャー」(guilty pleasure) と言う。
ヴィーガンの食生活を送る中で、たまにくるB級グルメやコンフォートフードなど、どこか「罪深いもの」を食べたい欲求を満たしてくれる美味しいお店はたある。私がニューヨークで見つけた「ヴィーガン・ギルティ・プレジャー」を、シリーズで少しずつ紹介しています。
第6回目は、Orchard Grocer(オーチャード・グロッサー)。マンハッタンのロウワー・イースト・サイドにある。
Orchard Grocer
https://www.orchardgrocer.com/
グロッサーとは、食料品を意味するグロッサリーを売るお店のことなので、つまりは食料品店。スーパーマーケットよりもっと小規模でローカルなお店を指す。デリとして軽食を買ったり食べることができる場合も多い。
Orchard Grocer はその名の通り Orchard Street にある小さな食料品店兼デリなんだけど、特筆すべきは100%ヴィーガンなところ。マンハッタンの街角にあるニューヨークのグロッサーらしい雰囲気を持ちつつ、食料品も軽食も、全てヴィーガンなのだ。
ニューヨークのヴィーガンなら知らない人はいないはず!?というくらい有名店だと思う。
右側の棚に写っているのはソースやスパイスなどの調味料、オイル、ジャムやシロップなど。さらにはクラッカー・シリアル類、そしてお菓子も並ぶ。
その反対側には冷蔵のスペースがあり、プラントベースの肉、乳製品、卵、マヨネーズなども見つかる。
おっと、本題のヴィーガン・ギルティ・プレジャーを忘れてた!お店の奥のレジで、サンドウィッチを中心としたアメリカの定番の軽食メニューがオーダーできる。
土曜日の朝10時ごろ、お腹ぺこぺこ。
私がオーダーしたのは The Miles という、アメリカの王道ブレックファスト・サンドウィッチ的なメニュー。ヴィーガンクロワッサンに、緑豆でできている Just Egg の卵、グルテンでできているセイタン・メープルベーコン、ヴィーガンのプロヴォローン・チーズ、そしてネギとヴィーガンマヨネーズが入っている。
一緒に行った夫がオーダーしたのはキューバノ(キューバ風サンドウィッチ)である The Francis。セイタン・ハム、ブルックリンのピクルス、ヴィーガンチーズ、ディジョン・マスタード、そしてヴィーガンマヨネーズが、少し硬めのキューバンブレッドに挟まっている。
私は実は Just Egg を食べたのはこれが初めてだったのだけれど、びっくりしちゃった!本当の卵との違いは感じなかったなぁ。
そして何より感激したのはクロワッサン。ぱらぱら崩れて服の上がクズだらけになる感じ、まさしくリアルなクロワッサンでした。以前紹介した Brooklyn Whiskers のクロワッサンはもう少しビスケットっぽくざくざくする感じで、Orchard はさくさくだったよ。
元々キューバノが大好きな夫も満足していた様子。
私たちが選んだ定番に加え、日替わりメニューやニューヨークの他のヴィーガンのお店と頻繁にコラボレーションもしている。種類が豊富なので、選ぶのに迷っちゃうくらいだよ。
メニューはこちらから見ることができます。
ブルックリンのヴィーガンレストラン、Modern Love のヴィーガンソフトクリームもあるのでお腹に余裕がある時はぜひ試してみて!
Orchard Grocer
https://www.orchardgrocer.com/
78 Orchard St, New York, NY 10002
8AM – 8PM
ポートランドでもヴィーガンのグロッサーに。詳しくはこちら
ギルティ・プレジャーを楽しんだ後はバランスのいい食事やサプリメントで足りない栄養を補って、運動をすることを心がけています!
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