ニューヨークの長い冬もようやく終わろうとしている。春夏に向けてメイクアップに光を与えたい気分で、最近デュオ クロームのアイシャドウが気になるし、メタリックのリップスティックにも目がいく。
本来はアイメイクもリップメイクもマットな仕上がりが好きで、その場合は頬骨あたりにハイライトでツヤを足すようにしている。愛用しているのはわりと強めのハイライトで、濡れているかのようなテクスチャが好き。
では瞼やリップにキラキラを使う場合は、どうしたらいい?顔中キラキラにならないように気をつけながらほどよく光を集めるメイクアップを目指したい。そんな時の私のポイントと、愛用しているアイテムはこんな感じ。
- 目元のキラキラ 60%: キラキラ アイシャドウは瞼の中央のみ、だけどそこに思いっきり集中して少し強めにつける。ニュートラルだけでなく色も楽しみたい。
- それ以外のキラキラ 40%: 控えめでほのかな光を放つようなアイテムを選ぶ。
1. NATASHA DENONA, EYESHADOW PALETTE 5 – HOLIDAY EDITION (AERIS)
昨年末に購入したこちらは、私が今まで買ったアイシャドウ パレットの中で最も興奮する存在。マット シャドウはバターのように滑らかでなまさにこの写真通りの発色。その上にグリッターを指でのせていく瞬間はワクワクが止まらない!テラコッタ x 水色グリッターが作る色合いははため息もの。
2. NATASHA DENONA, MINI SUNSET PALETTE
今月発売のミニサイズのパレットは、昨年話題になった Sunset Palette ($129) のミニチュア版 ($25)。どうやらフォーミュラを変えたようで、上のパレットほどの滑らかさがなく粉質が少しドライな感じ – 好みだと思うけれど私は従来の柔らかい粉の方が好き。ただ、その分パレットの上でシャドウが散らばりにくくなったかな。グリッターも少し固くなったかも。使いやすい5色で良き発色。
3. CHARLOTTE TILBURY, LUXURY PALETTE (THE DOLCE VITA)
以前よりこのパレットをよく使うようになったのは、断然左下のゴールド グリッターの魅力に気づいてしまったせい!この4色でとても深みのある目元とそれに馴染みつつ存在感のあるグリッターが楽しめる。アイシャドウの質もすごくよくて、失敗なく色気のある(?)アイメイクができる気がする。
1. NATASHA DENONA, DUO CHROME TOP COAT (BURNT TERRACOTTA/GREEN)
こちらはトップ コートという名の通りアイメイクの最後に仕上げにのせていくもの。クリームというよりはぎゅっと固められたグリッターといった感じで、指を押し付けてグリッターを少しずつとって瞼に。テラコッタのベースにライムグリーンの細かいグリッターが入ったデュオ クローム タイプ。ガッツリにも控えめにも調節可能。この下に忍ばせるアイシャドウの色によって表情が変わるのも楽しい。
2. BY TERRY, OMBRE BLACKSTAR (MISTY ROCK)
このブランドの創始者は、かつて YSL ビューティのクリエイティブ ダイレクターで、かの有名なラディアント タッチを作った人。彼女のブランドは高品質でありつつ YSL 時代そしてメイクアップ アーティスト時代の経験を生かした多くの肌色や肌質に合うプロダクト展開。このスティック タイプの クリーム アイシャドウも柔らか過ぎず固過ぎず、瞼の中央にささっと光を足せる。モーブ系のブラウンで、ダーク ブラウンの瞳に合いやすいクール トーン。
3. SURRATT BEAUTY, SMOKY EYE BATON (ETINCELLE)
とても小さいこちらは、実は片方はシマー アイシャドウ、もう片方はペンシルになっている。時間がない時や旅行にぴったりで、一本で透け感のあるワントーン キラキラ メイクができる。私の色はレッドの入ったコッパー系のブラウンで、他のグリッター系のアイシャドウを重ねるベースにも最適の色。
4. SHISEIDO, シマリング クリーム アイシャドウ (RS321 & BR731)
こちらも控えめのシマーが楽しめて、これだけでアイメイクを完成できる時短アイテム。さらさらなテクスチャも気持ちいい上に、長時間たっても色持ちがよくくすまない。二重の幅に入ってしまった時も指でささっと直せるよ。瞼に軽く、アイシャドウのベースとしてもおすすめ。
1. HOURGLASS, AMBIENT STROBE LIGHT (INCANDESCENT)
Hourglass は Ambient Lighting や Ambient Strobe Lighting といったハイライトのシリーズがある。私の持っているのは Strobe (ストロボ)の方のシリーズから柔らかいピンク色のとても細かいパウダー ハイライト。持っているパウダー ハイライトの中でおそらく最も控えめかな?肌そのもののツヤのようで、それよりきれいな感じ。
2. ILIA BEAITY, ILLUMINATOR (COSMIC DANCER)
こちらも穏やかな光を楽しめるハイライトで、スティック タイプ。シャンペン系の色味は頬骨だけでなく顔の様々なところのハイライトに使える。私はあごや唇の上にちょんちょん、とのせるのが好き。持ち運びにもぴったりの使いやすさ。Ilia はグリーンなブランドで、オーガニック原料を豊富に取り入れている上に、このパッケージはリサイクルのアルミニウムでできている。他のアイテムも試してみたいなと思っているところ。
3. RMS BEAUTY, ルミナイザー
みんな大好きなルミナイザー!もはや穏やかで優しいクリーム ハイライトの代名詞みたいな存在。私も常にポーチに入れて持ち歩いている。あれ、着いたかな?と思うくらい控えめだけれど、少し引いて鏡を見るとほのかな光がしっかりそこにある感じ。ペトペトする感じは最初は慣れなかったけれど、肌への優しさを考えると気にならない。花粉による肌荒れが気になるこれからの時期にも安心。
SURRATT BEAUTY, PRISMATIQUE LIPSTICK (CAFE SOCIETE)
キラキラのリップスティックはまだこの一本のみ。グリッター入りやメタリックのリップスティックは、時間が経つと汚くなる印象があって躊躇しがち。色は落ちて、キラキラがぼそぼそになって残る感じ、経験したことない?この Surratt Beauty のリップスティックは、潤いたっぷりでするする伸びて、うっすらキラキラ。長持ちはしないけれど、汚くならず自然に落ちていく。イエローが強いブラウン寄りのベージュは、様々なリップに重ねて自分の肌色に合う色味を作ることもできる。あくまで目元60%なので、ハイライトとリップで残りの40%を分けるのにちょうどいいキラキラ リップ スティック。
今年はメタリックな質感やグリッターを色で楽しみたい気分という方、オススメがあったらおしえて下さい。