THE LITTLE WHIM

クルエルティフリーかどうかわからない?じゃあ自分で聞いてみよう

クルエルティフリー(動物実験をしていない)コスメに興味を持ってこのサイトに来てくれる方、増えているみたい。ありがとうございます!

日本からのアクセスが半分くらいなんだけど、私自身がニューヨーク在住なのと、信頼のおけるクルエルティフリー情報や認定を受けているブランドの手に入りやすさから、アメリカを中心とした海外コスメが多く登場してしまうのが現状。

できたら国内のもので買いたいな、という方もきっといるはず。もしくは、私が取り上げていない海外コスメで動物実験の有無を確認したい場合もあるよね。

なので今回は、コスメブランドにクルエルティフリーかどうかを確認する上で私がどうやって問い合わせているかを公開します!

「え、ちょっと待って。それって、『動物実験してますか?』って聞けばいいんじゃないの?」

そう感じる方、実はこの問い合わせ、ちょっと複雑なのです。

詳しくは「クルエルティフリーについて知ってもらいたい4つのこと」をはじめ、私がクルエルティフリーについて執筆してきた記事を読んでみてください。実は白黒がはっきりしなくて、グレーな部分も多い背景がわかると思う。

クルエルティフリーに関する記事

– クルエルティフリーについて知ってもらいたい4つのこと (THE LITTLE WHIM)
– 保存版!クルエルティフリーコスメ・ブランドリスト ヴィーガン情報あり (THE LITTLE WHIM) 
– let’s chat cruelty-free beauty(honeyhands)  日英バイリンガル
– 欧米で関心が高まるクルエルティフリーの化粧品。動物を守る新しい考え方とは? (IDEAS FOR GOOD)
– 用語集: クルエルティフリー (IDEAS FOR GOOD)

原則的に、クルエルティフリーとは、「原料・製品の製造・開発・市場参入の過程で動物実験を必要とする手段がとられていない」ことを指す。つまりは、一般消費者の手元に届くまでのどのステップにおいても、動物実験が行われていない状態のこと。

公式の認定機関はこれらをそれぞれの基準に沿ってブランドに確認し、証明がされた際にクルエルティフリー認定を与える。でも中には、公式認定を受けていないけれどサイトや商品にはクルエルティフリー書かれている場合もあるよね?信じたいけど、どうなんだろう・・・そんな時に役に立つのが、個別で認定している私営サイトの情報。

クルエルティフリー情報源

Cruelty Free International | Leaping Bunny (認定機関)
PETA | Beauty Without Bunnies(認定機関)
Logical Harmony | Cruelty Free Brand List(私営)
Cruelty Free Kitty | Cruelty-Free Brands(私営)
Ethical Elephant | Cruelty-Free Brand List(私営)

そしてそこでさえ見つからなかったら、もう自分で聞いちゃおう!

今回は日本語と英語で、基本となる質問リストを作ったので、それをブランドのしかるべき問い合わせ先に送ってみてください。英語についてはサンプルとなるメール本文(御社のブランドの製品を試したいのですが、その前に動物実験の是非を確認させてください、的な内容)も記載しておくので、他に気になる箇所がない場合は、ひとまずコピペできる感じにしてみたよ。(日本語は、私よりもっとプロフェッショナルにメールを書ける方が多いと思うので、割愛します。)

問い合わせ質問リスト(日本語版)
  1. 御社は販売する製品に動物実験を行いますか?
  2. 御社は原料に動物実験を行いますか?
  3. 御社が原料を調達する業者は動物実験を行いますか?また、その是非はどのように確認されていますか?
  4. 第三者機関に動物実験を委託することはありますか?
  5. 法律で動物実験が要求されている国や地域で御社製品を販売していますか?
問い合わせサンプルメール(英語版)

Hi Team xxx,

I hope this email finds you well.

I would like to try some products from your brand. It would be great if I could confirm your animal testing policy with you before I make a purchase.

Please see my questions below (there are five bullet points in total), and provide answers to all five of them at your earliest convenience.

I truly appreciate your help, and I look forward to hearing back from you.

Best,
yyy

  1. Are your finished products tested on animals?
  2. Are the raw materials tested on animals?
  3. Do your suppliers test on animals, and how do you confirm this?
  4. Does any third party test on animals on your behalf?
  5. Do you sell in countries where animal testing is required by law?

※ xxx はブランド名、yyy はあなたの名前を入れてください。

ここで、私なりに重視しているポイントをいくつか。

  • 質問は箇条書きにし、全ての項目をそれぞれ明確にする
  • 短く簡潔にする
  • 返信があっても、もし不明瞭な項目がある場合は、必ず再度その点を確認するメールを送る

もちろんこうやって問い合わせて返ってくる内容を証明する根拠まではないけれど、ブランドが消費者に対して透明性のある回答をしてくれると信じた上で、判断することになる。

私は、この5つの質問の内どれか1つでもアウトだったり、再度確認しても曖昧だった場合は、残念ながらサポートをしない方針をとっている。

追加で聞きたいことがある方はこちらも

コスメブランドのクルエルティフリー基準を判断する上で、そのブランドを所有する親会社の方針も気になる方はいると思う。(例: 親会社である資生堂は動物実験をする一方、その傘下にあるブランドで、NARS は動物実験がされているが、ベアミネラルはクルエルティフリー)。私は、親会社の基準に関わらずブランド単位で動物実験をしていなければOKという姿勢だけれど、そうでない方は以下の質問を加えてみて。

御社ブランドは動物実験を行う親会社の傘下にありますか?

Are you owned by a parent company that tests on animals?

また、ヴィーガン(動物由来の成分を含まない)かどうかを知りたい方もいると思う。その場合は、以下の質問文を足すことができる。

御社の製品には動物由来成分は含まれますか?その場合は、ヴィーガン(動物由来成分を含まない)の製品がありましたら、一覧を送って頂くことは可能でしょうか?

Are your products vegan? If not, would you be able to send me your vegan product list?

※ 英語メールでこれらの質問を足す場合は、サンプルメールの “five bullet points“(5つの項目)と “all five of them” (5つ全て)の five を、質問の合計数に変更してください。

返ってきた回答が判断しかねる内容だった場合(日本語でも英語でも)は、できる範囲で私もサポートしますので、info(at)thelittlewhim(dot)com もしくはインスタグラム経由でご連絡ください!


今回は今までになく非常に実用的な内容でした。私は何度もこういった方法で海外、日本ともにブランドに問い合わせてきたよ。

箇条書きにしているのに2-3行の文章でざっくり答えられてしまったり(正直がっかり)、逆に私が動物実験の予備知識を持つ上で可能な限り明確にしたいという気持ちをメールから汲み取ってくれて、質問以上の情報をもらったこともある(嬉しい!)。

コスメを真に楽しむ上で、ブランドとのパーソナルな繋がりを感じることができるので、是非問い合わせにも挑戦してみて欲しい。そしてそういったメールが増えること自体が、「消費者は動物実験やクルエルティフリーに敏感になっているな」という、ブランドにとっての気付きにもなると思うよ。

もし他にもっといいアイデアがあったり、ご意見がありましたら、ぜひおしえてください。

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