アメリカやカナダの Sephora では、ホリデー前にセールがありほぼ全商品が 20% オフで購入可能になる。私は昨秋のセールで Sunday Riley のスキンケアに投資したように、価格が高めのスキンケアをこのタイミングにまとめて購入する。(今回は Drunk Elephant のスキンケアをいくつか買ったので、もう少し使用してからレビューを書く予定。)
それに加えて、スキンケア ブランドである Tatcha(タチャ)が今年発売して大人気となっている The Silk Canvas というプライマーも購入!ずっと気になっていたけれど、プライマーは他にも持っているし価格も高い($52!)ので躊躇していたアイテム。
20% オフでやっと手に入れて早速使い始め、買ってよかった!と大満足。お気に入りの理由をポイント別にまとめながらレビューしていくよ。
スキンケアの延長上にあるプライマーである
Tatcha はカリフォルニア発でありつつ日本のスキンケアをモデルにしているブランド。日本スタイルの “less is more” (より少ない方が、より豊かになれる)のアイデアに基づいて様々なスキンケア アイテムが展開されている。
The Silk Canvas はシルク パウダーが肌の表面を滑らかにし、小じわやテクスチャ、そして毛穴を目立たなくしてくれるのに加えて、同じくシルクから抽出した成分が肌に潤いを与えてくれる。そして緑茶やお米由来の成分がアンチエイジング効果をもたらす。そう、つまりはこのプライマーはメイクアップ アイテムである上にスキンケア アイテムでもあるのだ。
肌を様々な要因からプロテクトしてくれる
肌を外的要因から保護してくれるボタニカル由来の成分が配合されている。つまりは肌の上のバリアとして機能し、大気中の有害な成分だけではなくメイクアップが肌に与えるダメージからさえも守ってくれるそう。
The Silk Canvas そのものが毛穴に詰まりにくい処方で、更にはその上に重ねるファンデーションなどからも肌を保護してくれるので、毎日使うものとしてとても安心。
ブラー系のプライマーなのに乾燥しない
私はツヤ肌よりはセミマットでナチュラルな肌が好きで、肌をスムースにしてくれて、毛穴にソフト フォーカスをかけたように仕上がるいわゆるブラー系のプライマーを愛用している。ここのところずっと使っているのが Hourglass の Veil Mineral Primer。THE LITTLE WHIM でも何度も登場しています。
ところが The Silk Canvas はそれを超えそう!ブラー系のプライマーでありながら、この手のプライマーでは避けられない乾燥する感じが全くないので使い心地がとてもいい。肌に薄く伸ばした後は表面がするするとしていると同時に柔らかく、そして少しもっちりした感じになる。
このもちっとした感じがリキッド ファンデーションをほどよく掴んでなじむので、セミマット肌がきれいに仕上がる。日中通して乾燥することがなく、柔らかい肌の質感が長持ちする。
更に特筆すべきなのは、こちら目元や唇にも使える処方。私は目の下ぎりぎりまで伸ばしていて、そうするとアンダーアイ コンシーラーが夕方にパリパリになることなくきれいにステイしてくれる。こんなのって初めて!と感動したレベル。
ブランド自体がクルエルティフリーである
私は数か月前からクルエルティフリー(動物実験をしていない)ビューティ アイテムしか使わない方針をとっている。Tatcha はブランドの全プロダクトがクルエルティフリー なので、もちろん The Silk Canvas も。これは私にとってはとても大切な要素。
とまぁ、いいことばかり。ただ、一つだけ難点がある。
伸びがよくコスパがいいと思いきや?
バームのようなテクスチャで、付属のスパチュラで米粒ほどの量を表面からすくいとり、手にとって肌に伸ばすのが使い方。価格は高く初期投資はイタいけれど、ほんの少しで顔全体に伸ばせるので、20 グラムも入っているから長く使えてコスパがいいかな、と思っていた。
ところが!なんとこのアイテム、開封後6か月での使い切りが推奨されている。毎日ほんの少ししか使わないので、半年で使い切る自信は絶対にない。しっかり密閉して保管に気をかければ6か月過ぎてすぐにダメになることはないと思うけれど、どうしてこのサイズ?という疑問が残る。もっと少ない容量で価格も下げて販売して欲しかったというのが正直な意見。
以上が The Silk Canvas を使ってみた感想。んーと思う点はありつつもプロダクトそのものには A+ をあげたいくらいお気に入りのアイテム。気になっている方、私と似ている好みであれば是非オススメしたいプライマーだよ。